テーマ名称未記載 ID: (病害虫/育種/おうとう/改植/キウイフルーツ/機械化/栽培技術/自家和合性品種/収量向上/受粉/省力化/早期成園化/単為結果/低コスト/農薬/品種/輸出/ロボット)

No 27040280
問題の発生している地域(関係団体、農協等含む) 全国
提出機関(部局) 新潟県農業総合研究所園芸研究センター 育種栽培科
テーマ名
対応が想定される技術 品種開発 栽培技術
農業・食品産業等の現場における問題点  ナシ、オウトウ、キウイフルーツ等の生産では人工授粉が必須である。かつては花粉採取用の授粉樹を園内に混植するのが一般的であったが、近年では農薬のドリフト対策で品種の単植化が進んだことや、花粉採取労力削減の観点から、授粉用花粉を中国などの海外からの輸入に依存する割合が増えている。
 輸入花粉利用の弊害として、輸出国の情勢により安定入手が困難になる事例が生じたり、キウイフルーツでは花粉媒介が疑われる「かいよう病」の発生が問題となった。ナシでも壊滅的被害を及ぼすとされる「火傷病」の花粉を介した侵入が懸念されている。そのため、安全で安定的かつ省力的に国産花粉を生産できる授粉用品種の栽培技術、花粉供給体制が現場から求められている。
 一方で、人工授粉に頼らない栽培方法として、ナシやオウトウでは自家和合性品種が開発され普及しつつあり、ナシでは単為結果を利用した栽培方法も研究中である。しかし、自家和合性品種は品種数や利用範囲が限定されており、栽培技術が未確立な部分もあり普及は限定的な状況である。単為結果を利用した栽培方法は実用化研究が遅れている。これらの育種、技術開発を早急に進める必要がある。
問題解決へ向け必要な研究開発等 (技術的課題) 輸入花粉依存から脱却する国産花粉安定供給技術と無授粉栽培技術の開発
①省力樹形による花粉採取専用栽培技術開発
②自家和合性品種のバラエティ拡大
③自家和合性品種の改植、早期成園化技術、省力栽培技術の開発
④ナシ「幸水」等の単為結果を利用した栽培技術確立
分類 研究開発を実施中
プロジェクト研究、農研機構等による対応状況(○は提案した都道府県による取り組み状況) ①については農食事業「国産果実安定生産のための花粉自給率向上に繋がる省力・低コスト花粉採取技術の開発(H28-30)」において、埼玉県が研究代表として研究中。③については、農食事業「気候変動に強く大幅省力化が可能なニホンナシ自家和合性品種の結実管理技術開発(H23-25)」で新潟県が研究代表で実施した。また、先導プロ「果実生産の大幅な省力化に向けた作業機械の自動化・ロボット化と機械化樹形の開発(H28-32)」において関連研究を実施中。機械化樹形と開発機械の組み合わせによる省力効果や経済性評価等を踏まえて、現場で導入可能なものにしていく。
④については、農食事業(発展融合ステージ)において「ニホンナシ「幸水」を無受粉で作る!ボルドー液を利用した単為結果技術の実用性評価(H25)」において岐阜大が研究代表として研究を実施した。
カテゴリ 病害虫 育種 おうとう 改植 キウイフルーツ 機械化 栽培技術 自家和合性品種 収量向上 受粉 省力化 早期成園化 単為結果 低コスト 農薬 品種 輸出 ロボット

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