No | 27060060 |
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問題の発生している地域(関係団体、農協等含む) | 全国 |
対応が想定される技術 | 栽培技術 環境制御技術 |
農業・食品産業等の現場における問題点 | ストックは業務用需要が大きく、暖地では冬季に燃油等による加温を行わなくても開花に到るため、特に兵庫県の淡路地域では近年、他の花きからの作目転換が増えてきている作目である。しかし、ストックは開花調節が難しい花の一つであり、温度や日照などのさまざまな気象条件に影響され、当初計画どおりに出荷できないことがある。これまでストックでは、植物生長調整剤による開花促進や高温処理による開花抑制、電照栽培による開花促進・切り花長増加などが確認されている。 そこで、これらの技術を組み合わせるなどし、生産現場で取り組みが可能な、需要期に合わせた安定生産技術の実用化が急務である。 |
問題解決へ向け必要な研究開発等 (技術的課題) | ストックの需要期に合わせた気象変動に左右されない安定生産技術の開発 ①温度制御による開花期調節技術の開発 栽培開始後に施設内でトンネル被覆などによる高温処理を期間を変えて行うことにより、開花抑制程度を検討し、開花期拡大に効果的な高温管理技術を開発する。 ②光環境制御による開花調節技術の開発 草丈伸長に効果が有るといわれている遠赤色LEDなどを用いて、照射時間帯やその処理時間、照射の方法を検討し、効果的な照射技術を開発するとともに、光質変換フィルムや遮光など、光環境制御による開花調節技術を開発する。 ③温度制御技術、光環境制御技術等の組み合わせによる計画的出荷技術の開発 ①と②を組み合わせて行うことで、気象変動に左右されず、需要期に合わせて計画的に安定生産・出荷が可能な技術を開発する。 |
分類 | 取り下げ |
プロジェクト研究、農研機構等による対応状況(○は提案した都道府県による取り組み状況) | ○県単独で研究を実施し、一定の成果を得る見込みとなっているため、取り下げ。 |
カテゴリ | 開花調整 環境制御 管理技術 気候変動対策 出荷調整 植物生長調整剤 ストック |