No | 27070010 |
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問題の発生している地域(関係団体、農協等含む) | 全国 |
提出機関(部局) | |
テーマ名 | |
対応が想定される技術 | 防除技術 |
農業・食品産業等の現場における問題点 | 高知県では、露地栽培を中心にショウガ栽培が盛んであり、重要な品目となっている。ショウガでは平成9年以降青枯病の発生が見られており、一旦発生すると水を介して激しく二次伝染することから大きな被害を生じている。さらに、種根茎によると考えられる伝染などにより、全国的にも発生が拡大しつつある(他に6県が特殊報発表)。本病は土壌伝染すると考えられるため、発病ほ場では土壌消毒などによる防除が必要と考えられている。しかし、本病の二次伝染が激しいことから、県の試験場では周辺ほ場への病害拡大が懸念され、土壌消毒などの防除試験が実施できず、適切な防除対策が明らかとなっていない。 |
問題解決へ向け必要な研究開発等 (技術的課題) | ショウガ青枯病の防除技術開発 ①発生生態の解明 発病ほ場における病原菌の生息状況を明らかにする。また、菌密度が土壌伝染に及ぼす影響、水田化や輪作が発病に及ぼす影響を明らかにする。 ②発病株殺菌法の検討 病原菌の死滅温度条件を明らかにし、太陽熱を利用して発病株を殺菌する方法を検討する。 ③土壌消毒による防除効果の解明 土壌くん蒸剤などによる防除試験を行い、効果の高い防除法を明らかにする。 ④生物的防除技術の検討 抵抗性誘導などにより青枯病の防除効果が期待される微生物資材について、防除効果を検討する。 ⑤種根茎消毒の検討 重要な伝染源となっている種根茎伝染を防止するため、温湯消毒などによる汚染根茎の殺菌法を検討する。 |
分類 | 研究開発を実施中 |
プロジェクト研究、農研機構等による対応状況(○は提案した都道府県による取り組み状況) | 青枯病はショウガに限らず極めて難防除性で、病原性も強いため、隔離試験圃場の確保すら困難で、研究開発が実施されていない。 農食事業「次世代型土壌病害診断・対策支援技術の開発(H25-27)」等において、太陽熱消毒などの各種土壌消毒技術を開発中であるが、青枯病への適用性は不明。 |
カテゴリ | 病害虫 青枯れ病 温湯消毒 しょうが 水田 生物的防除 抵抗性 土壌くん蒸 土壌消毒 土壌処理 防除 輪作 |