No | 27070060 |
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問題の発生している地域(関係団体、農協等含む) | 全国 |
提出機関(部局) | |
テーマ名 | |
対応が想定される技術 | 品種開発 栽培技術 |
農業・食品産業等の現場における問題点 | 近年、地球温暖化の進展により、夏期の施設野菜の生産が不安定になっている。山口県においても、夏播き小ネギの葉先枯れや生育不良、夏秋トマトの着果不良や裂果の増加、ホウレンソウの発芽不良、立ち枯れ症状の多発が問題となっている。 暑熱対策として、ドライミストや遮熱フィルム等の機材・資材の検討がなされ、一定の効果が得られているものの、導入コストの低減が課題として残されている。 山口県では、暑さに強く、品質の良い夏播き小ネギ「YSG1号」を育成している。これを材料に、耐暑性の遺伝的評価を行い、収量性の優れるF1品種を育成すれば、今後の地球温暖化に対応できる。 他の品目においても、耐暑性品種を民間企業を含めたオールジャパンで育成し、来るべき地球温暖化に備える必要がある。 |
問題解決へ向け必要な研究開発等 (技術的課題) | 地球温暖化に対応した耐暑性品種のオールジャパンでの育成 ①耐暑性小ネギF1品種の共同開発 (1)耐暑性品種の遺伝的評価 (2)耐暑性F1品種の開発 山口県が保有する「YSG1号」ほか耐暑性品種・系統とN社が保有する遺伝資源を活用して、品種を共同開発する。 ②トマト、ホウレンソウ等の耐暑性品種の共同開発 |
分類 | 研究開発を実施中 |
プロジェクト研究、農研機構等による対応状況(○は提案した都道府県による取り組み状況) | 地球温暖化に対応した耐暑性品種の育成については、委託プロ「温暖化・育種素材(H27-31)」において、高温時にも着果性の優れるトマト系統の開発(農研機構)、高温による内部褐変症に強いダイコン系統の開発(農研機構)、高温条件に適応したレタス極晩抽性育種素材の開発(長野県)および耐暑性に優れる濃緑色葉ネギ育種素材の開発を実施中(山口県)。有望系統が育成され次第、公表し、生産現場での普及や必要に応じて公設試や種苗会社との共同研究を検討する。 |
カテゴリ | 育種 遺伝資源 高温耐性 コスト だいこん 耐暑性 トマト 内部褐変 ねぎ 発芽不良 品種 品種改良 ほうれんそう レタス |