No | 27070090 |
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問題の発生している地域(関係団体、農協等含む) | 全国 |
提出機関(部局) | |
テーマ名 | |
対応が想定される技術 | 防除技術 |
農業・食品産業等の現場における問題点 | ブドウ生産地においてクビアカスカシバの被害が増加している。本種に加害されたブドウは衰弱・枯死するため,収益低下につながる。また,生態に未解明の点が多いこと,成虫の発生期間が長いこと,生活史の大半を樹皮下と土壌中で過ごすことなどから,効果的な防除方法が確立されていない。 これらの理由により,本種の加害が原因でブドウ栽培を断念した事例も知られており,確実な防除技術の早急な確立が求められている。 |
問題解決へ向け必要な研究開発等 (技術的課題) | ブドウの重要害虫クビアカスカシバの総合防除技術の開発 ①クビアカスカシバの生態の解明 本種の生態には不明な点が多数あり,そのことが防除効果の低下を招いている。そこで,本種について園外からの飛来源となるブドウ以外の餌植物特定,移動分散や産卵能力の把握,各地域における生活史の解明などを行う。 ②ブドウ樹へのダメージを回避しつつ幼虫を駆除する技術の開発 本種の対策として樹体に穿入した幼虫の捕殺が行われている。この際にナイフなどを用い,樹皮を剥がして幼虫を発見するため,樹体へのダメージが懸念される。そこで以下の方法を従来の方法と比較し,より良い殺虫方法を明らかにする。 ア)果樹の土壌病害防除用に開発された温湯処理機を利用した殺虫 イ)金槌による圧殺 ③加害されやすい部位に対する予防方法の開発 加害されやすい部位(環状剥皮部位や前年の被害箇所)に対する予防方法を開発するため,次の方法の効果を比較する。 ア)殺虫剤の塗布 イ)ネット被覆 |
分類 | 取り下げ |
プロジェクト研究、農研機構等による対応状況(○は提案した都道府県による取り組み状況) | ○課題案は出口に到達することが困難であるため、本課題は取り下げ。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 クビアカスカシバ 総合防除技術 ぶどう 防除 |