摘要 93年9月16日に、椎葉峠付近のブナ林に種子トラップを21個設置し、以来毎月1回、リターを回収し、種子生産量を測定している。1994年6月からは実生の方形区(1mx1m)をスズダケの下に5個、...
森林継続調査法による長伐期林分情報の整備方式の開発(810)
摘要 九州支所では18カ所(1996年1月現在)の収穫試験地を管理している。そのうち林齢50年生以上の長伐期林分に相当するものが12カ所存在する。これらの試験地に対して実際の施業はB種間伐などを行っ...
摘要 これまで球磨村森林組合では、木材市場価格情報はまとめられてなく、森林施業計画立案にもほとんど利用されていなかった。そこでこの情報を有効に利用するために、素材の選木から精算に至る一連の業務システ...
屋久島における自然遺産の保全と利用に向けた自然生態系分布情報の整備と相互関係の解析(812)
摘要 立地環境に関する情報収集およびスギ林の土壌調査を行い、その結果広葉樹林の中に単木的に存在する屋久スギの表層土壌はスギ純林のそれに比べて良い状態にあるといえた。虫・鳥類相に関する既存の文献を収集...
摘要 去川森林理水試験地を対象に流出量に関する森林伐採の影響解析を中心にして昭和34年から観測・研究を継続している。本研究期間においては森林の部分伐採が流出に及ぼす影響を主に検討した。研究期間内に気...
沖縄地方における主要森林土壌の保水機能の解明とその評価(815)
摘要 南明治山試験流域内の97地点で簡易貫入試験を行い、表層土層厚と風化層厚を測定した。表層土層は、ガリー上流側の谷頭凹地を中心に層厚が2m以上のところが認められるなど、微地形単位ごとに平均層厚が異...
九州地方北部における主要森林土壌の水源涵養機能の解明とその評価
摘要 "森林の水源涵養機能は、ここ数年来の都市の水不足もあり、注目を集めている。しかしながら、その機能を定量的に把握した研究は少なく、その地域にあった指標の構築が求められている。本研究では、火山灰の...
摘要 火山地域の河川上流部における土砂移動発生機構を解明するために、土砂移動の誘因となる降雨時の流量観測を実施した。2年7月に豪雨災害が発生した阿蘇・黒川の上流部に試験流域を設定し、水圧式水位計によ...
摘要 1991年9月に九州北部地域を襲った台風19号によって山地斜面では多量の風倒木が発生したが、今後は豪雨による斜面崩壊や土石流などの発生が予想され、下流域では土砂災害の脅威にさらされている。本研...
摘要 近年、九州地域では以下のような発生形態を持つ土砂災害が多発している。第1は、豪雨により山地斜面が崩壊し、これら崩壊土砂が河川に流れ込み、河川の氾濫や土石流を引き起すタイプである。第2は、火山の...
摘要 宮崎県諸塚村は林(木材)・林(しいたけ)・農(和牛、茶)からなる農林複合経営が成立している地域である。当地において個別経営調査(戸数18戸)を行い、農林複合経営の存立条件を探ってみた。それによ...
林家の複合作目に関する情報のデータベース化と経営分析(819)
摘要 菌床しいたけ生産者に労働日記帳の記帳を依頼し(経営収支は農協の関連台帳、固定資産は聞き取り調査で把握)、回収資料を用い、菌床しいたけ生産の経済分析を試みた。事例は、水田2ha、菌床なめこ1万袋...
モリシマアカシア林業を中心とした森林計画策定手法とその基盤となる造成技術の開発(820)
摘要 適地判定技術を解明するために、良好な状態のモリシマアカシア林土壌を天草郡苓北町で調査した。その結果、乾燥型酸性土壌で、土層が非常に薄く土地生産力は低いと考えられた。モリシマアカシアの細根は下層...
摘要 鹿北流域試験地において一次谷最上流部谷頭流域(0次谷流域)からの地下水流出とこれを含む■号流域全体からの流出測定を基に変動流出発生域の概念を適用して洪水時における流出波形の変化や流出に関わる領...
沖縄地方における主要森林土壌の保水機能の解明とその評価(677)
摘要 南明治山試験地伐採流域内の頂部平坦面と頂部斜面を中心として、26地点で簡易貫入試験を実施した。頂部平坦面では、ほとんどの地点において表層土層厚・風化層厚が8mを超え、10m以上の地点も認められ...
摘要 宮崎県小林市に設定した針広混交林試験地における植栽稚樹の成長量および病虫獣害の程度を観測した結果、植栽後7年間の成長量と生存率の推移、病虫獣害の発生状況を把握することができた。シラカシとオガタ...
摘要 広葉樹類の天然更新過程を明らかにするために、種子生産と実生の定着過程を調べた。1993年の秋は、日本各地でブナの豊作が伝えられたが、九州のこの試験地では凶作であった。ブナの母樹の林冠下にトラッ...
森林継続調査法による長伐期林分情報の整備方式の開発(673)
摘要 加治木営林署管内川添収穫試験地(43年生のスギ)ならびに大口営林署鬼神収穫試験地(39年生ヒノキ)の調査を行った。川添試験地の直径成長は直線的で、旺盛な成長を示している。間伐の必要があるが、本...
摘要 平成5年度、本研究の対象である熊本県球磨村森林組合をモデルとして、「団地共同森林施業計画」を策定するのに必要となる森林の属性情報である数値情報のテーブルとそれぞれの項目を明らかにした。本年度、...
屋久島における自然遺産の保全と利用に向けた自然生態系分布情報の整備と相互関係の解析(675)
摘要 動植物、立地に関する基礎的情報を収集しながら屋久島の自然生態系が持つ特性を明らかにするとともに、ゾーニングあるいは保全・利用計画樹立に供するための地図情報・数値情報を整備した。個別には以下の通...