農産物輸出促進と食料の持続的安定供給を実現する植物保護技術の高度化
摘要 リンゴの輸出検疫措置の国際基準提案のための低温殺虫処理の試験方法やカンキツ果実のミカンバエ寄生果率の調査方法を明らかにして、マツの輸出の障壁となるゴマダラカミキリ成虫の発生期間中の登録薬剤によ...
侵入病害虫等の被害リスク評価技術の開発及び診断・発生予察技術の高度化
摘要 国内未発生の代表的な病害虫の経済的リスク評価の確立については、病害虫の経済的リスク評価の枠組における侵入・定着のリスク評価の位置付けを明確にし、疫学モデルの考え方に基づく評価項目の類型化を行っ...
摘要 Tetranychus属のハダニ類は豆類などの畑作物ならびに野菜、花卉、果樹などに共通の害虫であり、なかでもカンザワハダニは種々の薬剤に対する抵抗性の発達が知られ、重要な検疫対象害虫にあげられている。し...
シルバーリーフコナジラミの経済的被害評価に関する調査研究(63)
摘要 今後の植物検疫措置の基礎となるリスクアセスメント(危険性の評価)法確立のため、侵入害虫であるシルバーリーフコナジラミの経済的被害を評価した。発生面積、薬剤防除回数、薬剤価格等から計算した薬剤防...
ミナミキイロアザミウマによる野菜・花き類の経済的評価(61)
摘要 ガット・ウルグアイ・ラウンド農業交渉におけるSPS協定の批准に伴う植物検疫処置のリスク・アセスメントの基礎資料を得るため、海外からの侵入害虫であるミナミキイロアザミウマのを対象として、全国にお...
摘要 Acidovorax属細菌には植物病原性で異なる病原型が存在し、細菌学的性質に基づく分類との間の不整合のために植物検疫と病害防除に支障が出る。イネに病原性のある系統(イネ系統)によるイネ病斑の...
摘要 リンゴ黒星病について、わが国で発生後に報告された文献、会議資料、聞き取り調査を基に、防除技術開発の経過ならびに侵入に伴う経済的評価について調査、解析した。その結果、本病の本州での発生に伴い、補...
摘要 今後の植物検疫に必要な病虫害の経済的評価法を補完する資料を得る。イネミズゾウムシは発生数に年次変動があるが、無防除水田の平均幼虫数は20頭/株であった。無防除水田では密度増加が懸念される。食葉...
摘要 我が国の植物検疫を「病害虫の危険度解析(PRA)」に基づいて行うために、とくに、経済的評価に基づいた重要度の判定基準の確立が急務とされている。9年度は、イネ育苗期の細菌性生育障害を事例に細菌病...
摘要 ガットウルグアイラウンド農業交渉で、植物検疫措置の貿易に対する影響を最小にするためのSPS協定が批准され、今後の植物検疫措置は「リスクアセスメント」に基づいて行われることとなった。この一環とし...
摘要 ガット・ウルグアイ・ラウンド農業交渉におけるSPS協定の批准に伴う植物検疫措置のリスク・アセスメントの基礎資料を得るには、わが国に近年侵入した侵入病害虫の経済的被害を解析し、侵入病害虫の経済的...
摘要 「衛生植物検疫措置の適用に関する協定(SPS協定)」が1995年1月に批准され、我が国の植物検疫は「病害虫の危険度評価(PRA)」に基づいて行うことになった。これに関連する法改正は既に行われたが、...
摘要 "世界各国の家畜や畜産物の検疫・衛生措置における調整を図るため、95年1月にSPS協定「衛生及び植物検疫措置適用に関する協定」が発効した。これに伴い、動物検疫においてはリスクアセスメントの方式...
摘要 ガット・ウルグアイラウンド農業合意の一つとして植物検疫は病害虫の危険度評価に基づいて行うことになった。現在我が国には病害虫の経済的評価方法が確立されていないので、特定病害虫の拡大・被害状況の調...
摘要 臭化メチルは農耕地の土壌、貯蔵穀物あるいは植物検疫のための病害虫の防除のため広く使用されてきた。臭化メチルが成層圏で太陽光により分解されて遊離した臭素がオゾンと反応し、これを破壊することが明ら...
摘要 微生物の有効利用と制御を目的に以下の特性を解明した。重複寄生菌Eudarluca caricisを本邦およびタイ国から分離し、コムギさび病の生物防除に利用可能なことを見出した。真菌性セルロース...
摘要 表記課題について、平成4年11月9日より27日まで、紅河周辺、中部海岸線及びメコンデルタ地域の農家、精米工場、倉庫を訪問し、米の流通経路での害虫層及び被害を調査した。また、害虫防除に関しての情...
摘要 本種は、米国において3つの系統が知られている。わが国に発生しているものはどの系統に属するのかを明らかにするため、主要な国内産(沖縄・福岡・淡路島)のものについて比較検討した結果、形態的にも生態...