摘要 放牧牛は原虫や線虫等の寄生虫感染の機会に常にさらされている。これらの寄生虫は単独感染で損失をもたらすばかりでなく、混合感染により病勢が増強される。駆虫薬を用いる防除対策は薬剤の残留や耐性の問題...
摘要 大脳皮質壊死症は、チアミン欠乏によって起こる反芻家畜に特異的な疾病であるが、脳機能障害が発生する機序は明らかになっていない。そこで、反芻家畜を実験的にチアミン欠乏として大脳皮質壊死症を惹起させ...
摘要 わが国の花き生産は、近年、急速な延びを見せているが、これら花き類はきわめて種類が多く、集約的に栽培されるため、各種の病害が多発して品質低下を引き起こし、安定生産を阻害する最大の要因となっている...
摘要 7年度は、人獣共通感染症であるライム病の病原体ボレリア菌と、牛の肺炎の主要な病原体であるパスツレラ菌の、日本鹿に対する病原性を検討した。その結果、B.japonicaを接種した鹿では、臨床症状...
摘要 家畜使用環境における放射能汚染を、家畜の骨中90Sr濃度を測定することによって調査した。測定試料としては1992年5月から10月の間に北海道各地から採取した馬32例、牛32例の中手骨を用いた。...
摘要 "全国各地(青森、東京、鳥取、奈良、沖縄)の山林等から土壌を採集し、これより通常の細菌培養方法で土壌菌を分離した。回収した細菌群より、軟寒天を含む最小培地上で、豚糞のエキスに向かって遊走する菌...
摘要 海外病等重要伝染病の発生時において、発生場所の消毒は伝播防止の上で重要な役割を担う。そこで、現在使用されている動物用消毒薬の中で、安全で効果が高く、しかも安価で環境を汚染しないようなものを選択...
牛の筋肉水腫(“ズル肉””)の発生に関する病理・生化学的解明
摘要 牛肉の脂肪交雑を高めるために、飼料中のビタミンA含有量を著しく制限した飼養管理が普及している。その一方では、ビタミンAの欠乏に起因する夜盲症や筋肉水腫(ズル肉)の発生による枝肉の部分あるいは全...
放射線照射した病原微生物,細胞及び動物を利用した疾病防除技術の開発
摘要 病原微生物、免疫細胞及び動物に放射線を照射し、疾病防除に関わる特性の解明を行う。本研究では4つのテーマを取り扱う。(1)生物試料中に存在する病原微生物に放射線を照射し、病原体の遺伝子を破壊し、...
摘要 昆虫は細菌類の感染に伴い種々の生体防御蛋白質を短時間内に体液中に誘導する効率の良い生体防御機構を備えている。抗菌性蛋白質は昆虫の生体防御蛋白質の一つで、数多くの昆虫から色々なタイプのものが分離...
摘要 近隣の湖、沼周辺、山林などの土壌、および特定の養豚場の土壌や糞を収集し、これより通常の細菌培養方法で土壌菌を分離した。回収した細菌群より、軟寒天を含む最小培地上で、豚糞のエキスに向かって遊走す...
摘要 馬、牛等の草食家畜は、フォールアウトにより汚染された飼料を直接摂取するため、90Srを測定することは汚染状況を知るよい指標となる。6年度も馬および牛の骨中90Sr濃度の測定を行った。測定材料と...
摘要 これまで日本での存在が確認されているライム病の病原体であるボレリア菌3種(Borrelia garinii, B.afzelii, B.japonica)を用いて、東北地方の鹿の抗体保有状況を...
摘要 家畜生産における大型化・集約化にともない、複合感染症や日和見感染症が多発し、疾病防除の目的で抗生物質等の薬剤を多用する傾向が強くなっている。薬剤の多用は耐性菌の出現をもたらすばかりでなく、畜産...
摘要 人為的に外来遺伝子を導入したり内在遺伝子を欠損せしめることで疾患モデル動物を作出することは、家畜衛生を含む生命科学の広範な分野で有効な手段となっている。特にジーンターゲッティング法による特定遺...
摘要 家畜飼養環境における放射能汚染を、家畜の骨中90Sr濃度を測定することによって調査した。測定試料としては1992年5月から10月の間に北海道各地から採取した馬32例、牛32例の中手骨を用いた。...
摘要 養鹿の主要な損耗要因と考えられる感染性疾病の実体を把握し、家畜との関連における問題点を明確にするため、東北地方に棲息するニホンジカの血清(156例)について、牛に起病性を有する8種類のウイルス...
摘要 微生物を利用した家畜排泄物の無臭化に関しては、各方面でその研究に力が注がれているが、未だ実用化に至る手法は開発されていない。そこで本研究では、有用微生物探索の範囲を広く環境一般の微生物について...