課題名 | 西南暖地における飼料イネの省力・低コスト生産利用技術の確立 |
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研究機関名 |
大分県畜産試験場 |
研究期間 | H12~15 |
年度 | 2003 |
摘要 | 飼料イネの湛水直播栽培における生育特性、ロールベーラ及び専用収穫機によるWCS調製の作業性と品質、嗜好性を調査。湛水代かき同時点播直播でクサユタカ、西海204号、ホシユタカの3品種系統の黄熟期での乾物収量は10a当たり120~160kgが確保。一般成分は、クサユタカがホシユタカに比べ粗蛋白質が高い傾向、その他の品種間に大きな差はない。10a当たり調製実作業時間は、ロールベーラが大型化するほど短く、専用収穫機ではフレールタイプがコンバインタイプより短く、大型ロールベール体系よりコンバインタイプで概ね3分、フレールタイプで概ね8分短縮。専用収穫機(クローラタイプ)は、土壌硬度2mm程度でも、通常と同じ速度(1.35~1.50km/h)で作業可能。調製後120日のWCSのV-SCOREはいずれの収穫体系においても95~100と良好。一般成分は、フレールタイプが他の収穫体系より粗蛋白質が高い傾向で、乳酸含量も高く良好。めん羊による消化試験では、TDN53.06%で標準飼料成分表とほぼ同等。黒毛和種繁殖育成牛への給与で、乾物摂取量は8~11ヵ月齢で2kg/日、12ヵ月齢以上では4kg/日程度と嗜好性も良好。 |
研究対象 | 飼料作物 |
戦略 | 畜産 |
専門 | 栽培生理 |
部門 | 草地・飼料 |
カテゴリ | 直播栽培 収穫機 飼料作物 低コスト 繁殖性改善 羊 品種 |