高品質肉用鶏「北海地鶏」の大型化

課題名 高品質肉用鶏「北海地鶏」の大型化
研究機関名 北海道立畜産試験場
研究分担 家畜生産部特用家畜科
研究期間 H15~17
年度 2004
摘要 目的:「北海地鶏」は、適度な歯ごたえとほどよい脂ののりがある高品質鶏肉として評価を得ているが、コスト面からは現状より一層の大型化と肥育期間の短縮化が重要課題となっている。そこで、肉質を落とさず課題を解決するため、北海地鶏の基礎系統の1つである中型シャモ系統を大型シャモ系統に置き換えることにより、生産性の向上および生産コストの低減を図る。方法:当場所有のロードアイランドレッドと、大型シャモおよび中型シャモとのF1を作出し、雌系F1の能力を比較検討した。調査鶏種:中型シャモ(F系)とロードアイランドレッド(P9系)とのF1(FP9)および大型シャモ(G系)とロードアイランドレッド(P9系)とのF1(GP9)調査羽数:各40羽調査期間:平成15年4月9日から平成16年7月2日の450日間調査項目:育成率(0~20週齢)、生存率(21~65週齢)、体重(4、10、14、18、20、43および65週齢)、50%産卵日齢、ヘンディ産卵率、卵重、飼料要求率、卵殻強度(300日および450日齢時)成績の概要:(1)育成率および生存率:育成率はともに100%と良好であったが、生存率はGP9がやや低く、FP9が95.0%、GP9が87.5%だった。(2)体重推移:全ての週齢でFP9よりGP9が有意に高かった。20週齢では2,543gおよび2,991g、65週齢で3,963gおよび4,544gであり、Gによる大型化の影響は顕著に出ていると考えられた。(3)産卵成績:ヘンディ産卵率はGP9がやや低く、FP9が68.8%、GP9が63.9%だった。飼料要求率は、FP9が4.05、GP9が4.39であり、GP9が高かった。50%産卵日齢はGP9が早く、FP9が163日であるのに対し、GP9は139日だった。週齢別産卵率の推移では、産卵開始がGP9が早いものの低下も早く、結果として期間全体の産卵率はGP9が低くなった。21週齢から64週齢までの種鶏1羽当りの出荷雛数は、FP9が145羽、GP9が111羽であり、GP9が2割程度低いことから、肉鶏の素雛生産を行う上で問題点となると考えられた。
研究対象 鶏
戦略 畜産
専門 育種
部門 鶏
カテゴリ 育種 コスト 出荷調整 鶏

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