飼料作物における有機栽培技術の開発

課題名 飼料作物における有機栽培技術の開発
研究機関名 北海道立畜産試験場
研究分担 環境草地部草地飼料科・畜産環境科
研究期間 H16~18
年度 2004
摘要 目的:サイレージ用とうもろこし及びチモシー主体草地における有機物施用法を明らかにする。方法:1)サイレージ用とうもろこしにおける有機物施用法の検討供試品種:「チベリウス」、 採植本数:7843 本/10a、1区面積:75m2播種日:5月18日、収穫日:9月24日リビングマルチ:カルチ(ホーで攪拌)後の6月16日にWC「タホラ」(500g/10a)播種処理: (1)未熟堆肥5t、(2)腐熟堆肥5t、(3)腐熟堆肥3t+尿2t、(4)尿.5t、(5)化学肥料全層混和(N10kg)、(6)化学肥料作条(N10kg):慣行の6処理調査項目:乾物収量、飼料成分、土壌成分等2)採草地における有機物施用法の検討供試草地:TY「ノサップ」主体草地 1区面積:16m2処理:(1)未熟堆肥春4t (2)腐熟堆肥春 (3)腐熟堆肥春4t+ようりん (4)化学肥料区(N6kg)の4処理各区3~4反復、(3)腐熟堆肥春4tのみ次年度以降施用時期の処理を組むため9反復4月26日にマメ科WC「ソーニャ」を追幡(500g/10a) 1番草刈取り6月23日 2番草刈取り8月19日調査項目:乾物収量、植生の推移、飼料成分、土壌成分成績の概要:1)サイレージ用とうもろこしにおける有機物施用法の検討発芽は慣行区(化学肥料作条N10)に比べて有機物施用区が同等かややや優った。初期生育は慣行区に比べ劣る傾向が見られ、とくに未熟堆肥区、尿区で6~7月の草丈が低かった。絹糸抽出期と収穫時熟度は慣行区に比べやや遅れる傾向が見られた。雑草発生程度は明らかな差が見られなかった。乾総重の慣行区比は91~97で処理間の差が小さかった。有機物施用区の総体乾物率は慣行区に比べやや低かった。乾雌穂重割合はいずれも50%以上で乾慣行区と同程度であった。2)採草地における有機物施用法の検討乾物収量は化学肥料N6kgに比べて堆肥施用区で劣った。特に腐熟堆肥の1番草の収量が著しく低かった。2番草の構成割合は、化学肥料区、未熟堆肥区、腐熟堆肥区の順でマメ科割合が増加した。広葉雑草はオオバコ、タンポポ、フキ、ヒメジオンがみられ、乾物割合で各区6~10%であり、雑草発生状況に顕著な差はなかった。牧草中成分含有率は1番草では顕著な違いはなく、2番草ではマメ科割合が高い区で、窒素含有率も高かった。
研究対象 飼料作物
戦略 畜産
専門 栽培生理
部門 草地・飼料作
カテゴリ 有機栽培 肥料 病害虫 栽培技術 雑草 飼料作物 とうもろこし 播種 品種 ふき

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