| 課題名 |
【地球温暖化対策技術の開発】農業における温室効果ガスの削減技術の開発畜産業における温室効果ガス排出削減技術の開発 |
| 研究機関名 |
北海道立畜産試験場
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| 研究分担 |
環境草地部畜産環境科
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| 研究期間 |
H14~18 |
| 年度 |
2004 |
| 摘要 |
目的:乳牛ふん尿の処理(貯留)過程における温室効果ガス(メタン・亜酸化窒素・二酸化炭素)の発生量を調査し、発生量の変動要因を検討する。本年度は、ふん尿の堆積式堆肥化過程において、切返し・通気による酸素供給による温室効果ガス削減効果を検討するとともにスラリーの貯留過程のガス発生量を測定を試行した。方法:1) 試験1:開始時水分率が堆積式堆肥化過程からの温室効果ガス発生量に及ぼす影響 試験チャンバー(14m3)内に初期水分率の異なる乳牛ふん尿・麦桿混合物を堆積し、各種ガス等発生量を定量した。なお、この試験は、1年目の試験の反復調査である。 供試ふん尿:乳牛ふん尿・麦稈混合物 (タイストール搾乳牛舎からの搬出ふん尿) 初期水分=L区:81.2, M区:83.1, H区:84.7% (麦稈混合量で調整) 堆積量:530~980kg(初期容積=約1.3m3) 堆積期間:2004年5月20日~9月16日(119日間) 切返し:約半月おきに実施(6回)2) 試験2: 搾乳牛舎から搬出されるふん尿の堆肥化および尿溜めからのガス揮散量の測定 畜試の搾乳牛舎からバーンクリーナで搬出される麦稈混じりふん尿、約5m3を大型チャンバー内に実規模に近い堆積高で堆積し、ガス揮散量を測定した。また、畜試の搾乳牛舎のバークリーナで分離された尿を溜める尿溜めからのガス揮散量を測定した。成績の概要:1) 試験1において、堆肥化過程の最高品温はL区65℃、M区52℃、H区38℃であり、水分の上昇にともない、堆肥化発酵が緩慢となることが確認された。一方、堆肥化期間中の最終的な乾物分解率はどの区も50%以上の高い値を示した。ガス揮散量は、開始時水分率によって大きくことなり、水分が高く発酵が緩慢なほど、N2O、CH4の発生量は多かった。この傾向は1年目の結果と一致した。2) 試験2で堆積試験をおこなった供試ふん尿は、水分率および容積重において、試験1のM区とH区の中間的な性状であった(表1)。ガスの揮散パターンおよび揮散量はH区と同レベルであった。尿溜めからのガス揮散量は変動が大きく、これには槽内の尿汚水量や気温の影響が伺われた。これらのデータをもとに畜試の搾乳牛舎から搬出されるふん尿の堆肥化および尿汚水の貯留過程で揮散するN2O、CH4の量を試算したところ、それぞれ6.5gN/頭/日, 328.9gC/頭/日および0.12 gN/頭/日, 10.28gC/頭/日であり(表4)、道立畜試の搾乳牛舎のふん尿処理体系においては堆肥化の場面のガス揮散が総揮散量の大部分を占めることが示唆された。
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| 研究対象 |
共通
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| 戦略 |
環境
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| 専門 |
環境
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| 部門 |
共通
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| カテゴリ |
温暖化対策
くり
乳牛
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