| 課題名 | クラブリンゴの有効活用による授粉樹確保と花材としての新需要創出 |
|---|---|
| 研究機関名 |
宮城県農業・園芸総合研究所 |
| 研究分担 |
園芸栽培部 |
| 研究期間 | 継H16~20 |
| 年度 | 2004 |
| 摘要 | 県内のリンゴ生産者のほとんどが「ふじ」を主力品種として栽培している。その際,「王林」,「さんさ」,「つがる」などの補助品種を混植し授粉樹としているが,農薬の散布時期の制限で異品種を混植するのが困難になっている。クラブリンゴ(=花リンゴ)を授粉専用樹として導入すれば,果実を収穫しないので薬剤散布時期の配慮が不要になり,単一品種の大面積導入が可能になる。近年の無登録農薬問題で,リンゴの授粉環境の改善が求められており,早急に研究成果を出す必要がある。クラブリンゴは花,果実,葉の形状が品種によって多種多様であり,見栄えも良い。したがって,授粉樹として導入した樹の剪定枝を花材として利用することが考えられ,副次的な収入が得られる。クラブリンゴの花は,同時期に出回るレンギョウ,ユキヤナギなどに比べて花色,ボリューム感に優れ,市場性があるので,花材としての利用方法を確立する。 クラブリンゴの開花期間とリンゴ主要品種との交雑和合性を確認し,授粉樹として適したクラブリンゴを検索する。授粉樹に適した樹形を開発し,リンゴ台木との親和性を確認する。花材としての促成時期の検討と出荷方法を開発する。 クラブリンゴは全般的に食用品種よりも開花が早く、今回の試験対象である18品種の満開日は、いずれも'ふじ'の満開日と同じか、それよりも早かった。'ふじ'との交雑和合性について、'ふじ'の結実率が70%以上のクラブリンゴは18品種中12品種あり、いずれの品種も花粉量または花数が多かった。クラブリンゴを花材とする場合の評価を聞き取り調査した結果、花弁色や花数(=枝のボリューム)に関わらず、いずれの品種も市場取引の可能性があると考えられた。枝の長さや太さについて要望があり、クラブリンゴの仕立て方に役立つ内容と考えられた。また、実付き枝の出荷が予想される時期は、ナナカマドと南天の境目にあたることが分かった。クラブリンゴ果実について、円形で赤色の品種が多かった。 交雑和合性の確認,開花期間の確認,樹形の開発,市場性のあるクラブリンゴの選抜。 |
| 研究対象 | リンゴ |
| 戦略 | 園芸 |
| 専門 | 栽培生理 |
| 部門 | 果樹 |
| カテゴリ | 病害虫 出荷調整 台木 農薬 品種 薬剤 りんご |