課題名 |
東北中部水田地帯における受託組織による飼料稲生産技術の実証と耕畜連携システムの確立 |
研究機関名 |
宮城県古川農業試験場
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研究分担 |
水田利用部
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研究期間 |
継H16~20 |
年度 |
2004 |
摘要 |
県内水田地帯における耕種経営および畜産経営を対象として,低コストの寒冷地向き飼料稲栽培体系や耕畜連携システムを確立する。平成16年度は,乾田直播きにおける飼料イネ適応品種の検討を行い,専用品種ではホシアオバが標肥,多肥とも乾物収量が高かった。乳苗では,移植時期別に品種を4月下旬及び5月中旬移植で専用品種やゆめむすびなどで目標値1.5t/10aを上回る乾物収量が得られた。乾物収量1.5t/10a目標とした生育指標作成のためのデータ集積を行い,狭条間での乾田直播栽培では,での苗立ち数200本/m2が必要と考えられた。新たな栽培法(乾直,無代掻き移植)による現地実証では,初期生育の確保が不十分だったため,乾物収量は慣行稚苗移植に及ばなかった。しかし,無代掻き栽培の地耐力の高さは秋作業の効率化が示された。県内の飼料イネを生産している受託組合について取組状況等を調査した。地域受託組織 と県農業公社の2つのコントラクタについて実態調査をし,収穫作業ではそれぞれ1.3ha/日,0.54ha/日と稼働率に大きな差があった。
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研究対象 |
水稲
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戦略 |
土地利用型農業
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専門 |
栽培生理,農業機械
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部門 |
稲
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カテゴリ |
乾田直播
経営管理
栽培体系
水田
水稲
データ集積
低コスト
品種
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