課題名 |
暖地の施設イチゴにおける病害虫総合管理システムの体系化と実証
(i)微生物資材・天敵資材のイチゴ主要病害虫に対する防除技術の確立 |
研究機関名 |
福岡県農業総合試験場
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研究分担 |
病害虫部
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研究期間 |
継H16~18 |
年度 |
2004 |
摘要 |
施設イチゴにおける病害虫総合管理システムを体系化するため、ハダニ類及びアザミウマ類に対しては天敵資材、うどんこ病に対しては微生物資材ボトキラー水和剤の効率的な利用方法を検討した。ハダニ類に対する捕食性天敵チリカブリダニ、ミヤコカブリダニの年内2回、年明け2回の合計4回放飼は、天敵資材だけでは完全にハダニ類を防除できなかったが、マイトコーネフロアブル、アカリタッチ乳剤、ニッソラン水和剤などの選択的農薬を組み合わせることで十分な効果が得られた。また、チリカブリダニの単独放飼に比べミヤコカブリダニを組み合わせた方が効果が安定することが示唆された。アザミウマ類に対する捕食性天敵ククメリスカブリダニの2月下旬以降の1~2回放飼(40頭/株)は、4月下旬以降は十分な効果が期待できず、アザミウマ類の侵入を防止する方法の検討が必要である。加温栽培において1月中旬から4月上旬までボトキラー水和剤を15g/10a/日の割合で約3日間隔で1日1回暖房機ダクト内に投入して散布する方法は、無処理区に比較し優れた発病抑制効果が認められ、うどんこ病に対し十分な効果があった。
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研究対象 |
イチゴ
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戦略 |
園芸
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専門 |
病害、虫害
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部門 |
野菜
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カテゴリ |
病害虫
いちご
うどんこ病
害虫
管理システム
農薬
防除
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