課題名 | 受胎率向上のためのCIDR活用の検討 |
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研究機関名 |
大分県畜産試験場 |
研究期間 | H16~18 |
年度 | 2004 |
摘要 | 胚移植における、受胚牛の血中プロジェステロン(以下P)値を上昇させることによる受胎率の改善を目的に、1区は胚移植直後に受胚牛の腟内に腟内留置型黄体ホルモン製剤(以下CIDR)を挿入し7日間留置後に除去、2区は胚移植直後にCIDRを挿入し12日間留置後に除去、3区は対照区として無処置とし、受胎成績と血中P値の濃度測定を行い、胚移植におけるCIDRの留置効果について検討した結果、受胚牛への胚移植直後にCIDRを挿入し12日間留置した後に除去する手法は、CIDR除去後に受胚牛の血中P値を急激に下降させ、このことが受胚牛の黄体に対して不活的に作用を及ぼし受胎性の低下を招いたのではないかと思われた。CIDRの7日間留置手法は当県の受胎成績で最も良好であったことから、受胚牛の受胎性を改善させる可能性が示唆されたが更に検討が必要と思われた。 |
研究対象 | 肉用牛 |
戦略 | 畜産 |
専門 | 繁殖 |
部門 | 牛 |
カテゴリ | 受胎率向上 肉牛 繁殖性改善 |