課題名 | 窒素栄養診断に基づく高設・夏秋どりいちごの安定生産技術の確立 |
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研究機関名 |
北海道立道南農業試験場 |
研究分担 |
園芸環境科 |
研究期間 | 継H17~19 |
年度 | 2005 |
摘要 | 目的:高設・夏秋どりいちご栽培の収量平準化による安定生産を目的に、生育特性と養分吸収特性の解明、及び栄養診断に基づく肥培管理・栽培管理法を確立し、栄養診断マニュアルを策定する。 方法:(i)生育特性の解明。処理内容:生育時期4水準、液肥濃度5水準(窒素濃度0、25、50、100mg/L) 成績概要:(i)養液濃度が高いほど上物収量、可販果収量、総収量とも増加する傾向にあった。(ii)可販果収量の時期別推移は収穫初期に各区とも増加したが、8月上旬に低下し9月中旬にやや高まったがその後減少した。(iii)乾物重の推移は養液濃度が高いほど茎葉では増加した。根部は生育期間中は養分濃度処理の差は見られなかったが、収穫終了時では養液濃度が高いほど増大した。(iv)葉位別葉柄硝酸濃度は各区とも上位葉で低く、下位葉ほど高くなる傾向を示した。時期をおうごとに硝酸濃度は高まる傾向にあった。養液濃度が高まるほど硝酸濃度は高まっており、栄養診断の可能性が示唆された。測定葉位は第5展開葉より下位葉が適しており、診断時期は7月中旬から8月上旬におこなう必要があると考えられた。 |
研究対象 | いちご |
専門 | 栽培生理 |
部門 | 野菜 |
カテゴリ | いちご 栄養診断 栽培技術 肥培管理 |