課題名 |
環境保全型家畜ふん尿循環利用システム実証事業I.畜産環境リスク管理指針の策定と環境負荷軽減技術の開発(1)ふん尿還元可能農地面積に基づく飼養可能頭数算定法 |
研究機関名 |
北海道立畜産試験場
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研究分担 |
環境草地部畜産環境科
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研究期間 |
継H16~18 |
年度 |
2005 |
摘要 |
十勝の酪農・畑作複合地帯において、酪農側でふん尿主体施肥設計を行った場合のふん尿散布可能量、および畑作への移動可能量、畑作での受け入れ必要面積を試算し、ふん尿の循環・利用の基礎資料とする。方法:飼養可能頭数算定手法の策定現地酪農4農場(エ~キ農場)を聞き取り調査し、ふん尿の牧草・飼料作物に対する1筆毎のNないしK2O上限施用量からふん尿の最大施用量および余剰量(畑作への移動可能量)を試算する。成績の概要:エ、オ、カ、キ農場の試算飼養可能頭数は108、13、69、46頭であって、その場合のふん尿の経営外への搬出量は産出量の38、78、4、53%と試算された。4農場の飼養密度は1.7~3.3頭/haであるが、試算飼養可能頭数/牧草・飼料作物面積は0.5~1.7頭/haであり、余剰ふん尿を経営外に持ち出すことでこの値に近づく。前年調査した3農場を含めた7農場の圃場でふん尿が施用されていたのは、草地61筆中22筆、とうもろこし24筆中22筆で、十勝では草地へのふん尿施用は少なかった。一方、とうもろこしへのふん尿施用量は多くて、圃場の多くはK2O過剰と計算された。
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専門 |
環境
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部門 |
共通
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カテゴリ |
かき
経営管理
飼料作物
施肥
とうもろこし
乳牛
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