寒冷地の施設イチゴにおける病害虫総合管理システムの体系化と実証

• 研究機関名: 宮城県農業・園芸総合研究所
• 研究分担: 園芸環境部
• 研究期間: 継H16～20
• 年度: 2005
• 摘要: 寒冷地のイチゴを代表する宮城県において、寒冷地での栽培品種、栽培条件のもとで、寒冷地に特有な病害虫を対象として、生物資材を基幹とした病害虫総合管理システムを組み立て、その実用性を評価する。また、その利用マニュアルを作成して環境負荷低減型の安全、安心でかつ安定したイチゴ栽培システムを開発する。寒冷地に特有な病害虫を対象として、生物資材を基幹とした病害虫総合管理システムを組み立て、その利用マニュアルを作成して環境負荷低減型の安全、安心でかつ安定したイチゴ栽培システムを開発する。イチゴ農家にアンケート調査を実施し，発生病害虫の実態や生物農薬の利用状況，生物農薬に対する意識等について情報を収集し，問題点などを明らかにした。天敵類や微生物製剤，オンシツコナジラミに対する有効薬剤，生物農薬，気門封鎖型殺虫剤のアブラムシ・ハダニ類・うどんこ病に対する効果を明らかにした。ミカンキイロアザミウマに対する昆虫生育制御剤の残効性を確認し，チリカブリダニ，ミヤコカブリダニの併用の可能性について検討した。カブリダニ製剤を基幹とした防除体系を確立し，パンフレットを作成した。バチルス・ズブチルス製剤のうどんこ病，灰色カビ病に対する防除効果を明らかにした。試験結果を受けて，うどんこ病，灰色かび病，ハダニ類，オンシツコナジラミ，アザミウマ類等を対象とした防除体系を試作し，最終目的である総合管理システム構築の資料とする。
• 研究対象: イチゴ
• 専門: 病害，虫害
• 部門: 野菜
• カテゴリ: 病害虫 いちご うどんこ病 害虫 環境負荷低減 管理システム 栽培条件 農薬 品種 防除 薬剤