宮城型養液栽培システムを活用した安定生産技術の確立

課題名 宮城型養液栽培システムを活用した安定生産技術の確立
研究機関名 宮城県農業・園芸総合研究所
研究分担 園芸栽培部
研究期間 継H17~19
年度 2005
摘要 これまで,野菜の養液栽培システムの導入経費軽減のため,低コストで設置できる宮城型養液栽培システムの導入を推進してきた。経費軽減についてはある程度目的を達したと考えられるが,養液栽培の生産現場では期待どおりの収量が得られていない例も見られ,養液栽培に関するより高度な技術・知識の普及,および多様な気象条件・環境条件に対応した培養液管理技術が要望されている。 そこで,生産現場での栽培技術向上を図るとともに,環境条件の変動に対応した栽培技術を確立する。また,簡易施設(パイプハウス)と宮城型養液栽培装置の組合せで,夏秋栽培による低コスト生産システムの現地実証展示を行い,生産農家の経営安定化及び養液栽培の普及を推進する。宮城型養液栽培装置を活用した低コスト生産システムの実証圃を選定し、給液装置や栽培ベットを作成した。養液栽培施設の温度・湿度分布特性の温度データを計測中である。 トマトにおいて、培地、給液回数、施肥量を変えて栽培試験を行った。鹿沼土と黒ボク土をヤシ殻培地に30%混和したが、養分吸収に及ぼす影響はみられなかった。また一日あたりの給液回数を3回および10回に分割したが、養分吸収に及ぼす影響はみられなかった。一方、施肥量を多くすると養分吸収量が増加した。今後は、一日あたりの総給液量などを変えて、検討する必要がある。
研究対象 イチゴ、トマト
専門 栽培生理
部門 野菜
カテゴリ いちご 管理技術 経営管理 栽培技術 施肥 低コスト トマト 養液栽培

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