課題名 | 湿害抵抗性大豆の育成(冠水抵抗性品種のスクリーニングと要因の解明) |
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研究機関名 |
長野県中信農業試験場 |
研究分担 |
畑作育種部 |
研究期間 | 完H15~17 |
年度 | 2005 |
摘要 | 水田転換畑における発芽時の湿害を回避するために、種子の冠水抵抗性の要因を解明し、実用的な品種を育成する。 冠水抵抗性遺伝資源「Peking」は種子の吸水開始が遅く、このことが抵抗性の要因と考えられた。「Peking」と「玉大黒」の交配後代から、栽培適性が高く「Peking」より外観品質(粒形、粒大)の優れる黒大豆系統を選抜した。選抜系統の種皮の吸水特性を検定し、「Peking」並に吸水の遅い系統に絞り込んだ。小粒の黒大豆「黒千石」「黒S」も冠水抵抗性が高く、粒形が球で、「Peking」に比べて外観品質が優れることから交配母本に利用し、交配及び初期世代の養成を行った。大粒の黒大豆では冠水抵抗性が比較的高い遺伝資源として「妙高樽本黒」「黒豆(村松)」を見いだした。 |
研究対象 | 大豆 |
戦略 | 作物育種 |
専門 | 育種 |
部門 | 大豆 |
カテゴリ | 育種 遺伝資源 湿害 水田 大豆 抵抗性 抵抗性品種 品種 |