課題名 | 5 アラメ藻場再生緊急技術開発試験 |
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研究機関名 |
愛知県水産試験場 |
研究分担 |
栽培漁業 |
研究期間 | 継H16~18 |
年度 | 2005 |
摘要 | アラメ藻場再生技術を開発し、本県湾口域のサガラメ(アラメ属)藻場を再生させることにより、水産資源の維持増大と生態系の保全を図る。結果の概要は下記の通り。 藻場調査:内海地区のみ、天然サガラメの残存が確認できた。移植場所でのアメフラシの出現状況は、0~9個体/4m2であった。しかし、サガラメ種苗をアメフラシの食害時期までに、サガラメの枝が分岐する程度に生長させることにより、食害が回避できることが分かった。 増殖試験:平成16年12月にアワビ増殖礁へ直接塗布したサガラメが、4月には10~20cmに生長した。 平成16年12月に基盤で海底に移植したサガラメが、6月には30cmに生長した。 食害防除試験:小型定置網の漁獲量調査では、1日1統当たりの最大漁獲尾数が消滅区(豊浜)では1,530尾、残存区(内海)では100尾と、消滅区の方がアイゴが多く漁獲された。親魚は5月から10月にかけて、当歳魚は9月から12月にかけて漁獲された。しか し、アイゴが5月から出現しているにもかかわらず、防除網外のサガラメの食害が8月中旬以降に発生する理由については、不明であった。また、期間を通して胃内容物の96%以上が植物由来であった。 防除網では、アイゴの食害時期(8月中旬~11月)に食害を防止して、12月には4m2の範囲に葉長50cmのサガラメを残すことができた。混植では、いずれも、サガラメが選択的に食害を受け、防除することはできなかった。 |
研究対象 | 水産 |
専門 | 水産増養殖 |
部門 | 海洋 |
カテゴリ | 防除 藻場再生 |