| 課題名 | 優良種牛の安定的大量生産技術のための先端技術の確立 |
|---|---|
| 研究機関名 |
島根県立畜産技術センター |
| 研究分担 |
繁殖技術G |
| 研究期間 | 継H10~19 |
| 年度 | 2005 |
| 摘要 | 1 目的:肉質、繁殖性等の優良な遺伝形質を備えたしまね和牛群を作出するため、優良遺伝子を保有した牛を核移植およびその関連技術を駆使して、短期間に、安定的に大量生産するシステムを確立する。 2 進行状況:(1)受精卵クローン技術 (i)生体からの卵子採卵(OPU)と体外受精(IVF)の技術的コーポレーションによって、OPU1回当たり平均6個程度の核移植可能胚(ドナー胚)が得られることを確認した。(ii)核移植に必要な素材である「ドナー胚」および「レシピエント卵子」は、生体で用いるOPUで確保し利用できることを確認した。(iii)再構築胚の移植で12頭の受精卵クローン産子が分娩された(1999.12-2006.5)。生後1ヶ月以上を経過した産子の育成は、一般牛と同様に順調であることを確認した。 (2)体細胞クローン技術(i)優良雌牛由来の体細胞核移植産子の生産を検討。黒毛和種雌牛からOPUで採取したCOCを成熟培養後、同一個体由来の卵丘細胞をドナー細胞として、卵子をレシピエント細胞質として核移植したところ、移植可能な゛完全なクローン゛胚が得られた。この手法により、クローン双子の娩出に成功した(2001.3)。また、これらの個体の幼齢期における発育の相似性を確認した。このうちの1頭のクローン牛は繁殖牛として育成、人工授精によって生殖能力を確認した。(ii)直接検定候補に選抜された雄子牛(月齢:5)2頭から採取した組織片由来細胞の核移植によって移植可能胚が得られ、受胎した2頭の受胚牛からの子牛の娩出に成功した。(2003.9)。これらのクローン牛は順調に生育し、かつ肥育管理が可能であることを確認した(2006.7-8)。 (3)関連技術の実用化に向けた検討 (i)妊娠約40日の雌牛からOPUで卵子を採取、その後の体外受精で22個の移植可能胚を得た。このうち21個を移植したところ、6頭の産子が生産され(2006.3:中四国地方で初)、OPUに用いた妊娠牛も無事出産した(2006.1)。(ii)胚性判別のためのDNA材料のサンプリング手法として、受精7日目胚を金属ブレードでカットする方法が行われてきたが、受精5日目胚からガラス針(核移植の除核処理の応用)で行う手法を試みた。受精5日目にサンプリング処理ができれば、従来1日で行っていた当日移植(新鮮移植)のための作業が、3日に分散されることを確認した。 |
| 研究対象 | 乳肉用牛 |
| 戦略 | ゲノム等先端 |
| 専門 | 繁殖 |
| 部門 | 牛 |
| カテゴリ | 肉牛 繁殖性改善 |