課題名 |
飼料イネを基軸とした他作物との組合わせによる転作田高度利用技術 |
研究機関名 |
広島県立畜産技術センター
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研究分担 |
飼養技術部
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研究期間 |
継H16~18 |
年度 |
2005 |
摘要 |
(1)目的:稲発酵粗飼料(飼料イネWCS)が県内の集落農場型農業生産法人を中心に転作田で生産されているが,飼料イネの販売収入だけでは経営を維持できず補助金に依存しているのが現状である。飼料イネの裏作物として飼料作物を栽培できれば,年間の生産量が増加し経営の安定化に寄与できると考えられる。飼料イネ専用収穫機は飼料イネだけでなく飼料作物も立毛状態で収穫(ダイレクトカット)できるので,機械を効率的に利用でき生産コストを低減させることができる。そこで,転作田に適する飼料作物の栽培技術を開発する。(2)これまでの成果 ア 刈取時期の違いが保存性,採食性に及ぼす影響:ダイレクトカットサイレージ調製に適する刈取時期は,イタリアンライグラスは出穂後17~53日(水分含量80~70%)であった。エンバクは刈取時期による差はなかった。 イ サイレージ調製時の酵素剤添加が保存性,採食性に及ぼす影響:ダイレクトカットサイレージ調製時の酵素入り乳酸菌製剤の添加効果は,認められなかった。 ウ ダイレクトカットに適した耐倒伏性,耐湿性品種の選定:イタリアンライグラスではハナミワセ(極早生)とタチワセ(早生)を,麦類ではエンバクを選定した。
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研究対象 |
乳用牛
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専門 |
栽培生理
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部門 |
草地・飼料作
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カテゴリ |
イタリアンライグラス
経営管理
コスト
栽培技術
収穫機
飼料作物
耐湿性
品種
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