ふくおか安心農産物認証制度を支援する減農薬防除体系の確立 (3)天敵を活用した葉ネギの総合的防除技術の開発

課題名 ふくおか安心農産物認証制度を支援する減農薬防除体系の確立 (3)天敵を活用した葉ネギの総合的防除技術の開発
研究機関名 福岡県農業総合試験場
研究分担 病害虫部
研究期間 継H17~19
年度 2005
摘要  博多万能ネギに代表される葉ネギにおいて、主要害虫ネギハモグリバエ、ネギアザミウマに対する天敵や天敵を補完する防除技術を組み合わせた省力的な減農薬防除体系を確立する。県内ネギ産地のネギハモグリバエから採集した土着寄生蜂Hemiptarsenus zilahisebessi はネギ1株当たりのネギハモグリバエ3齢幼虫が30頭以下の場合は寄生率が高かったが、50頭を超えると寄生を免れる個体が多くなった。一方、ハモグリミドリヒメコバチは、本年度の試験ではネギハモグリバエ3齢幼虫が少ない場合でも寄生率が低かったことから再試験が必要である。天敵に悪影響の少ない化学的防除法を確立するため、現在登録がある薬剤のネギアザミウマに対する効果を評価した。効果の高い薬剤は、アグロスリン乳剤、スピノエース顆粒水和剤であり、ネオニコチノイド系剤のモスピラン水溶剤、ダントツ水溶剤は効果が低かった。今後、光反射資材等の物理的防除技術を含めた総合防除体系の構築と現地圃場における評価が必要である。
研究対象 ネギ
専門 虫害
部門 野菜
カテゴリ 病害虫 害虫 ねぎ 農薬 防除 薬剤

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