| 課題名 |
3.放牧草地の省力・低コスト管理技術の確立(1)経年草地における生産力回復及び植生維持増進技術の確立 (ii)イネ科系障害植物の耕種的抑圧法及び植生維持増進技術 |
| 研究機関名 |
熊本県農業研究センター
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| 研究分担 |
草地畜産研究所
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| 研究期間 |
継H17~21 |
| 年度 |
2005 |
| 摘要 |
阿蘇地域の改良草地における代表的なイネ科障害植物であるチカラシバやリードカナリーグラスは、選択制薬剤による駆除が難しく、冬枯れにより周年放牧推進の妨げとなる。そこで、これら2草種を対象として、刈り取りや放牧など耕種的手法による抑圧技術の実証と抑圧後の牧草等の導入による植生回復法の確立を図る。 出穂期前後の刈り取りがチカラシバの出穂と種子形成に及ぼす影響について調査したところ、8月中旬から下旬の地際5cm刈りが最も抑圧効果が高く、出穂茎数90%、種子数95%程度の抑圧率を示した。出穂前後の放牧がチカラシバの出穂と種子形成に及ぼす影響を調査するため、8月2日から9月7日までの36日間放牧を実施したところ、放牧後の出穂状況は、対照区と比較して出穂茎数で80%、種子数が88%と高い抑圧効果を得た。放牧がリードカナリーグラス生育へ与える影響を調査するため、リードカナリーグラス被度が35%の草地を用い、4月21日から11月24日までの202日間定置放牧を実施した。 次年度も引き続きこれらの調査を実施する。
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| 研究対象 |
寒地型牧草
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| 専門 |
栽培生理
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| 部門 |
草地・飼料作
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| カテゴリ |
寒地
管理技術
低コスト
薬剤
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