乳牛における周産期病低減の現地実証

課題名 乳牛における周産期病低減の現地実証
研究機関名 北海道立畜産試験場
研究分担 技術体系化チーム
研究期間 H18~19
年度 2006
摘要 目的:農場ごとの乳用牛の周産期病発症に係わる牛群モニタリングシステムを検証し、既存の予防・治療法を的確に導入・適用することにより周産期病低減効果を実証する。成績の概要:(1)周産期病発症牛は分娩2週間以内の疾病未発症牛と比べて、分娩前後のBCSの低下が有意に大きかった。(2)初乳量、初乳比重と周産期病発症率には明瞭な関係は認められなかったが、周産期病発症率の低い農場では、初乳比重が高い傾向を示し、初乳比重が低い牛で周産期病発症率が高い傾向であった。(3) 分娩後5日目で800μmol/L以上の血清ケトン体濃度を示した牛における、乳汁と血清ケトン体濃度には弱い相関が認められた。周産期病発症牛は疾病未発症牛と比べて、分娩後5日目の乳脂肪は有意に高く、乳蛋白/乳脂肪比は有意に低かった。分娩後5日目の乳汁アルコール反応陽性牛のうち周産期病発症牛は14.3%(10/70)であり、アルコール反応陰性牛で周産期病発症牛3.4%(7/204)と比べて有意に高かった。
カテゴリ 治療法 乳牛 モニタリング

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