課題名 | イタリアンライグラスの新品種育成試験 |
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研究機関名 |
茨城県畜産センター |
研究分担 |
飼料研究室 |
研究期間 | 継H昭39~ |
年度 | 2006 |
摘要 | (1)早生系統の育成 〔背景・目的〕乾物収量が高くニオウダチと同程度の耐倒伏性を付与した優良系統を育成する。 〔成果・評価〕選抜系統は32系統がはたあおば以上の耐倒伏性を示し,8系統がはたあおばよりは収量が高かった。倒伏していない個体のうち草勢がよい70個体を選抜し,圃場で多交配,株別に採種した。 (2)中生系統の育成 〔背景・目的〕早生系統より約1週間熟期が遅い中生系統は,タチムシャ,ドライアン等が市販されているが,より多収で,耐倒伏性の強い系統を育成する。 〔成果・評価〕友育154号はタチムシャおよびコモンより耐倒伏性が強く,乾物収量もタチムシャ比114と高かった。友育155号はタチムシャ比111であり倒伏は同程度であった。友育154号を友系30号として系統適応性特性検定試験に供試した。 (3)極長期利用系統の育成 〔背景・目的〕温暖地で多年利用できるイタリアンライグラスの優良品種を育成する。 〔成果・評価〕友系28号はアキアオバより越夏性が優れ特に秋の収量がアキアオバ比114と多かった。利用2年目春1番草までの乾物収量はアキアオバ比107と高かった。出穂期はアキアオバより遅く,倒伏程度はアキアオバと同程度であった。特性検定試験における冠さび病抵抗性は極強~強でありアキアオバより強かった。友系28号を新品種候補系統とした。 |
カテゴリ | イタリアンライグラス 新品種 新品種育成 抵抗性 品種 |