課題名 |
長野県に適した飼料作物の周年作付け体系の確立 |
研究機関名 |
長野県畜産試験場
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研究分担 |
飼料環境部
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研究期間 |
継H16 ~19 |
年度 |
2006 |
摘要 |
ラウンドアップハイロードについて、飼料用とうもろこし出芽前雑草生育期での適応性を検討し、同畑で有用であることを明らかにした。また、同剤との体系処理による生育期処理剤の除草効果を検討し、ゲザノンフロアブルまたはワンホープ乳剤の除草効果が高いことを明らかにした。当場で育成した高消化性ソルガム葉月」は茎葉部が柔軟で、密植栽培でも優れた耐倒伏性を示すことから密植栽培が可能であり、出芽期にソルガム個体数を十分確保すれば、除草剤を使用しない栽培が可能である。しかし、「葉月」は兼用型であるため、圃場条件や管理状況によっては十分に2番草収量が確保できないことも多い。そこで、現在育成中の高消化性ソルガムのうち、比較的再生力が強く、新品種として有望なスーダン型ソルガム2系統(東山交31.32号)について栽培技術の検討を行った。その結果、東山交31号は「葉月」に比較して晩生であり、再生芽数が多く2番草収量が多かった。また東山交32号は「葉月」に比較して早生で、東山交31号と同様に2番草収量が多い傾向であり、有望であると考えられた。「飼料用トウモロコシ」+「ムギ類」の周年作付け体系技術を検討するため播種時期と組合せ品種を変えて不耕起栽培試験を行った結果、「ライムギ(サムサシラズII)」+「トウモロコシ(セシリア)」、「ライコムギ(ライダックス)」+「トウモロコシ(セシリア)」の組合せにより、「トウモロコシ(セシリア)」の標準播耕起栽培に比較して、最大20%乾物収量が増加した。しかしトウモロコシは根の生育が抑制されるため耕起栽培に比較して生育が抑制される傾向にあった。
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カテゴリ |
病害虫
栽培技術
雑草
除草
除草剤
飼料作物
飼料用作物
新品種
ソルガム
とうもろこし
播種
品種
不耕起栽培
ぶどう
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