| 課題名 |
1(3)海産種苗放流技術開発試験 |
| 研究機関名 |
愛知県水産試験場
|
| 研究分担 |
栽培漁業グループ
|
| 研究期間 |
継H12~19 |
| 年度 |
2006 |
| 摘要 |
トラフグは,漁獲物の少ない冬季に多く獲れ単価も高いことから,重要な漁獲対象種となっているが,その漁獲量は年変動が大きく,漁家経営が不安定である。そこでトラフグ資源と漁獲量の維持・増大のために必要な種苗放流技術開発を行うことにより,漁家経営の安定を図ることを目的とする。 (1)標識放流および放流効果調査(i)標識放流 標識放流は平均全長6cm以下の小型魚を主体に行い,標識には耳石へ装着するALC標識を用い,伊勢湾伊勢市地先で標識魚を放流した。また,平均全長8.03cmのトラフグについては従来どおりのイラストマー標識を装着し,伊勢湾伊勢市地先へ放流した。(ii)放流効果調査 一色,豊浜及び片名市場で,はえ縄漁業や小型底びき網漁業による漁獲物中の放流魚の漁獲状況を調査した。また,ALC標識を発見するために当歳魚とはえ縄漁獲物の耳石検査を実施した。 結果の概要は以下の通り。(ii)放流効果調査(主にはえ縄漁業関係分について)片名市場のはえ縄漁獲物調査では,調査尾数7,288尾のうち239尾のイラストマー標識魚を発見(混獲率3.3%)した。標識魚の放流群別内訳は,平成17年野間沖放流群が最も多く91尾であった。はえ縄漁獲物の耳石検査は,1,619尾について検査を実施し122尾のALC標識魚を発見し,調査尾数に対する混獲率は7.5%であった。標識魚の内訳で最も多く発見されたのは平成17年に野間沖で放流した平均全長4.4cmの群であり,この群の推定回収率は7.81%となった。この結果により,伊勢湾野間沖周辺海域では今までの知見のトラフグ適正放流サイズ(6~7cm)よりサイズダウンしても充分にその効果が発揮されることが明らかとなった。
|
| カテゴリ |
経営管理
|