2(6)観賞魚養殖技術試験(ア)キンギョヘルペスウイルス症対策試験(イ)優良形質魚量産実用化試験(ウ)観賞魚優良系統保存技術開発試験

課題名 2(6)観賞魚養殖技術試験(ア)キンギョヘルペスウイルス症対策試験(イ)優良形質魚量産実用化試験(ウ)観賞魚優良系統保存技術開発試験
研究機関名 愛知県水産試験場
研究分担 観賞魚養殖グループ
研究期間 継H16~20
年度 2006
摘要  近年問題となっているキンギョヘルペスウイルス症への対策技術や、クローン技術を利用した優良形質の魚を大量生産する技術、体細胞核移植法を用いて優良系統を保存する技術を確立することにより、キンギョ養殖経営の効率化及び養殖経費の削減を図り、養殖経営の安定化に資する。ア.キンギョヘルペスウイルス症対策試験(i)免疫賦活物質フコイダン及びフコイダンを多く含む褐藻類(ガゴメコンブ、ワカメ)を飼料に添加し、ウイルス症の予防効果を試験した。(ii)免疫賦活物質ラクトフェリンを飼料に添加し、ウイルス症の予防効果を試験した。イ.優良形質魚量産実用化試験(i)05年作出卵割阻止型雌性発生魚から雌性発生を行い、3系統のクローン候補を作出した。これらについて体型、尾型の特性を調査すると共にRAPD-PCRによりクローン化の確認を行った。(ii)新たにリュウキン1系統から卵割阻止型雌性発生魚を作出した。(iii)昨年度作出クローン候補について鱗移植によりクローン化が確認された。ウ.観賞魚優良系統保存技術開発試験(i)通年採卵試験を計8回実施した。(ii)卵の保存液の検討を行った。淡水魚用リンゲル液、金魚人工精奬など7種類の緩衝液について検討した。結果の概要は以下の通り。ア.(i)ウイルス強度が弱すぎたため、感染魚が斃死せず、添加剤の効果の比較が出来なかった。(ii)生残率は対照区0%、ラクトフェリン区は約2.5~5%であり、感染強度が強すぎてラクトフェリンの評価に至らなかった。両試験とも、感染強度の調節に問題があった。今後は、安定した試験結果が得られるような、感染方法を検討していく。また、感染試験をせずに免疫賦活効果を判定する方法(白血球の貪食率の測定)などを検討していく。イ.(i)RAPD-PCR法によりクローン化の確認をを行ったところ、3系統ともクローン化されていないことが判明した。しかし、体型調査の結果、体長体高比、肥満度が非常に高く、優良な系統であると判断された。ウ.(i)7月から1月までの試験の結果、65%の魚から排卵がみられ、46%の魚から卵を回収することができた。また、試験期間中に6回産卵した個体をはじめ、複数回採卵も可能だった。しかし産卵成功率は個体差が大きく、その原因も不明だった。(ii)いずれの緩衝液を用いても1時間以内に卵膜が上昇してしまい、保存液としては不適当だった。
カテゴリ 経営管理

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