乳房炎発生予防技術の開発

課題名 乳房炎発生予防技術の開発
研究機関名 広島県立総合技術研究所畜産技術センター
研究分担 飼養技術部
研究期間 継H16~20
年度 2006
摘要 目的:酪農経営における経済的損失が大きい乳房炎発生予防のため,抗病性付加アプローチ,乳腺細胞活性化アプローチ,環境改善アプローチによる研究を実施し,乳房炎の発生防止と安全でおいしい牛乳生産を促進する。これまでの成果:(ア)抗病性付加アプローチ:a 大腸菌ワクチンを接種した母牛の血清と,その母牛から生まれた子牛の血清及び接種牛の乳汁中のワクチン抗体価は有意に上昇していた。b 大腸菌ワクチン接種牛の血清中の抗体は,乳房炎予防ワクチンに用いられる大腸菌J5株に対して交差反応を示した。(イ)乳腺細胞活性化アプローチ:a プロビタミンC剤塗布が乳頭表皮および乳頭孔細胞の活性化に及ぼす影響乳頭へのプロビタミンCの塗布は,皮膚の表皮と真皮とを貼り合わせる基底膜を強化した。プロビタミンCは,粘膜浸透力によって皮膚深部まで到達した。b乳頭へのプロビタミンCの塗布が乳汁中の体細胞数および細菌数に及ぼす影響プロビタミンC塗布区は,無塗布区に比べ,乳汁中の体細胞数が有意に低下した(55,000個→49,000個,P<0.05)が,細菌数には差が認められなかった。c バイパス製剤による活性化増強乳房炎に罹患していない泌乳牛(体細胞数10万個/ml以下)にバイパス製剤を1日あたり0.6g/kg4週間給与し,乳成分,血液の生化学的性状を調査した。給与群と対照群との間において,有意差は認められなかった。dバイパスビタミンCによる活性化増強バイパスビタミンCを乳房炎に罹患していない泌乳牛に0.067g/kg給与し,乳成分,血液成分に与える影響を調査した。給与群2頭,対照群2頭で1期14日間×3期の反転試験法で実施したが,乳成分に有意差は認められなかった。(ウ)環境改善アプローチ:搾乳前の牛舎内に,殺菌力の強い機能水(強酸性電解水)を噴霧し,噴霧の前後で落下細菌数を調査した。噴霧した直後は落下細菌数が減少したが,効果は持続しなかった。
カテゴリ 経営管理 乳牛 予防技術

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