稲こうじ病罹病イネが混入した飼料イネホールクロップサイレージがウシの生産性に与える影響の解明とその回避技術の確立

課題名 稲こうじ病罹病イネが混入した飼料イネホールクロップサイレージがウシの生産性に与える影響の解明とその回避技術の確立
研究機関名 広島県立総合技術研究所畜産技術センター
研究分担 飼養技術部
研究期間 継H18~20
年度 2006
摘要 目的:現在,飼料イネの増産に向けた取り組みがなされる一方で,多くの飼料イネに稲こうじ病の発生が見られ,飼料イネを給与する農家では,これを不安視している。そのため,本県の活性化行動計画に示された,「水田を中心とした自給粗飼料生産の拡大」を阻害する要因になっている。そこで,稲こうじ病罹病飼料イネのウシへの影響程度を明らかにし,その影響を回避する技術を,栽培・サイレージ調製・給与方法の3つの側面から確立する。これまでの成果:(ア)稲こうじ病の発生状況の調査:本県12ヶ所の圃場において,稲こうじ病の発生状況を調査した。12箇所の圃場における稲こうじの発病株率,1株あたりの発病穂数は圃場間でばらつきがみられた。(イ)嗜好性試験:a フレール型収穫機を用いて調製した飼料イネ:稲こうじ病罹病イネが混入した飼料イネWCSを牛に給与して,嗜好性を調査した。(a) 2点自由選択法:平成17年度に収穫した稲こうじ病モミの多い飼料イネWCS(以下HWCS,発病株率92%)と,少ない飼料イネWCS(以下LWCS,発病程度未調査)を用いて調査したところ,LWCSの方が,口をつけた回数が多く(P<0.05)採食量も多かった(P<0.01)。(b) 反転法:2種類の飼料間で乾物摂取量に有意な差は認められなかった。b コンバイン型飼料イネ専用収穫機を用いて調製した飼料イネ:(a) 2点自由選択法:HWCS(発病株率90.5%),LWCS(発病程度未調査)を用いて調査した。2種類の飼料間で口をつけた回数,乾物摂取量に有意な差は認められなかった。(b) 反転法2種類の飼料間で乾物摂取量に有意な差は認められなかった
カテゴリ 稲こうじ病 収穫機 水田

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる
S