課題名 | 阿蘇外輪高原地域における施設野菜の周年栽培体系確立 |
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研究機関名 |
熊本県農業研究センター |
研究分担 |
高原 |
研究期間 | 継H17~19 |
年度 | 2006 |
摘要 | 目的:大蘇ダムの完成に伴うダム用水の供給開始により、標高700m地帯で灌漑用水の確保が可能になる。これまでの露地作物から施設野菜等への新たな産地の展開が図られており、気象特性を活用した施設野菜の周年栽培体系を確立する。計画:(i)高原地域の基幹園芸品目としてすでに定着しているトマトについては、より高標高地帯の栽培となるため、夏季の気象条件は有利となる反面、栽培期間は短くなることから適正作型を検討する。(ii)トマトの前後作を補完する品目の輪作作物としての適応性、収益性を明らかにする。(iii)冬期の低温を活用したホウレンソウの品質向上技術を確立する。成果:(i)トマトの作型は、無加温雨よけハウスの場合、気象の影響を受けにくく、高価格時に出荷可能な6月定植が収益性の面から有利である。(ii)トマトの前後作は、価格の安定しているホウレンソウが適応性が高い。(iii)10月30日前後に播種すれば無加温雨よけハウスにおいても充分寒締め栽培が可能である。 |
カテゴリ | 栽培技術 栽培体系 栽培体系確立 出荷調整 トマト 播種 ほうれんそう 輪作 |