窒素栄養診断に基づく高設・夏秋どりいちごの安定生産技術の確立

課題名 窒素栄養診断に基づく高設・夏秋どりいちごの安定生産技術の確立
研究機関名 北海道立道南農業試験場
研究分担 研究部・
栽培環境科
作物科
研究期間 継H17-19
年度 2007
摘要 目的:高設・夏秋どりいちごについて生育特性および養分吸収特性を解明するとともに、栄養診断に基づく施肥量調節および果房摘除などの管理法を確立し、夏秋どりいちごの収量平準化を目指した栄養診断技術を検討する。、成果:収穫果実部を除く作物体の乾物重および窒素吸収量の増加は前期収穫ピーク直後までみられたが、それ以降は認められなかった。また、窒素吸収量を部位別にみると果実部位の吸収量が最も多かった。全生育期間中の養液濃度が高いほど果実収量は増加する傾向にあったが、果実のBrix値は低下し、酸度は高くなる傾向にあった。窒素施肥量に対する窒素吸収量の割合は施肥量が多くなるほど低下した。果実収量は養液の窒素濃度配分を花房養成期および株養成期に中程度(50mgN/L)、前期収穫期では中休期の落ち込みを防ぐため高濃度(75mgN/L)、中休期は中程度(50mgN/L)、後期収穫期では無駄な養分の供給を抑えるために低濃度(25mgN/L)とした処理区において高く、同区は施肥窒素量に対する窒素吸収量の割合も高かった。葉位別葉柄硝酸濃度は各区とも上位葉で低く、下位葉ほど高くなり、時期とともに高まる傾向にあった。養液濃度の上昇に伴い葉柄硝酸濃度は高まっており、これを測定することによって体内の窒素栄養を把握することが可能と考えられた。果実の前期収量は直前の葉柄硝酸濃度が500~1,500mgNO3/kgFWをはずれると低収になり、中休期収量は1,000以下、2,700mgNO3/kgFW以上で低収の傾向、後期収量は1,200~2,700mgNO3/kgFWの間で多収になる傾向を示した。
カテゴリ いちご 栄養診断 施肥

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