課題名 | 動物性水産未利用資源を用いた速効性有機肥料の開発-野菜に対する有機質肥料の施用効果の検討 |
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研究機関名 |
北海道立道南農業試験場 |
研究分担 |
研究部・ 栽培環境科 |
研究期間 | 継H18-20 |
年度 | 2007 |
摘要 | 目的:試作された動物性水産未利用資源を用いた有機液肥及び固形肥料が野菜の育苗や圃場における生育、収量および品質に対する影響を検討し、有効な有機肥料の開発を行う。、成果:キャベツ苗の新鮮重は有機1倍区では化成標準よりも小さいものの、有機1.5倍区ではほぼ同等、有機2倍区では多かった。各区とも追肥により新鮮重は増大した。キャベツ苗の地上部の養分含有率は有機1.5および2倍区で化成標準区よりも高い傾向にあり、追肥により含有率は高まった。トマト苗の新鮮重は有機区では基肥量が多いほど増大し、追肥の回数の増加に伴い新鮮重は大きくなった。有機1.5倍区追肥4回および有機2倍区の新鮮重は化成標準追肥0区とほぼ同等となった。トマト苗の葉身の窒素含有率は有機1倍区で低かったが、有機1.5倍区および有機2倍区で化成区とほぼ同等となった。本圃におけるトマトの収量は化成標準区と比べ、追肥有機区でやや低下したがその程度は小さく、96%程度でありほぼ同等の生産性を確保できた。トマトの果実品質は対照である化成標準区と比べ、糖度、酸度、糖酸比ともほぼ同等だった。トマトの養分含有率は処理間差は認められなかったが、乾物重は化成区が多かったため、窒素、リン酸、加里の吸収量は化成区でやや多かった。 |
カテゴリ | 土づくり 肥料 育苗 キャベツ トマト 未利用資源 |