課題名 |
施設栽培における省エネ・省力のための簡易被覆等による局所保温・加温技術の確立 |
研究機関名 |
宮城県農業・園芸総合研究所
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研究分担 |
情報経営部
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研究期間 |
継H19~21 |
年度 |
2007 |
摘要 |
周年で利用することでメリットがある。しかし,近年、石油市場の不安定化の影響を受け、重油価格は昨年度より50%以上高騰し、今後も高い価格で推移すると考えられるため,冬季加温を行う施設園芸の経営状態は逼迫しその解決策が緊急に求められている(H19年度試験研究要望課題)。、これまで,施設園芸における省エネルギー対策としては,点検リストの利用や改善方法を指導し、多重被覆等による加温用燃料の節減、適切な温度管理等の指導を行ってきた。当研究所では空気膜2重構造被覆材の利用など省エネにつながる技術開発を行っている。また、被覆時の湿度低下対策として小型環流ファンを施設内に設置(約50m2に1組)し、常時稼働することで、キクの白さび病,夏秋トマトの灰色かび病,葉かび病で発病抑制効果を確認している。 、 保温対策として多重被覆の効果が高いことは明らかであるが、設置や毎日の開閉に多くの労力がかかり、さらに被覆により多湿環境となり,病害の発生も懸念されることなどから、導入しない生産者が多い。国内メーカーからハウス用の自動開閉装置等が発売されているが,ハウスへの適応性や設置コストなどの面から普及していない。、そこで、既存のハウスにそのまま導入できる省力で作業効率が高い被覆装置を開発し,さらに局所環境の適正管理法を確立し,局所保温・加温技術のシステム化を図ることで,省エネ・省力が実現できる施設園芸を展開する。、
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カテゴリ |
温度管理
きく
経営管理
コスト
施設園芸
施設栽培
省エネ・低コスト化
トマト
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