| 課題名 |
もとの交配因子組成と異なる白色系ナメコの作出(II) |
| 研究機関名 |
山形県森林研究研修センタ-
|
| 研究分担 |
森林研究研修センター
|
| 研究期間 |
継H18~H20 |
| 年度 |
2007 |
| 摘要 |
目的:スギ花粉症は大きな社会問題になっており、持続的な林業を行っていく上で花粉症対策は重要な課題である。花粉発生源対策としては、花粉症に有効なスギ品種を開発し、それらを普及していくことによって、スギ林からの花粉量を減少させることが望まれる。このため、富山、新潟で発見された雄性不稔スギを母材料として県内の優れた精英樹と人工交配させ、地域に適応した無花粉スギを開発する。、、成果:雄性不稔スギ×県内精英樹のF1系統苗木同士を交配したF2苗木18系統933本の雄性の稔性(花粉の有無)を調査した結果、花粉がない(以下「不稔」)個体は337本(36.1%)発現した。交配に用いた雄性不稔スギの不稔形質は一対の劣勢核遺伝子によるものであり、理論上はF2集団の25%が不稔になるが、系統別の発現率は0~78.0%であった。発現率が0となった一部の系統では交配ミスがあり、発現率が高い系統では雄花が未熟であったため、正確な判別ができなかったためと予想される。、また、現在選抜されている雄性不稔遺伝子と同じ遺伝子をヘテロ型で保有した精英樹が見つかれば、近交弱勢のない種苗生産が可能になるため、県内の精英樹6クローンと雄性不稔スギを人工交配したF1苗木274本について稔性を調査した。もし、交配に用いた精英樹が雄性不稔遺伝子をヘテロ型で保有しているとするとF1集団は50%の割合で不稔スギが発現する。調査の結果、6系統のうち5系統に不稔個体が発現したが、そのうちの1系統を除き、発現率が10~30%と低かった。発現率が低い系統は雄花が未熟で正確な判別ができなかった可能性が高い。、約10カ月しか育苗していない苗木を用いたことから、理論上の発現率と大きく異なる系統があったと考えられるため、今年度の調査で不稔とした個体は次年度に再調査し、雄性不稔スギとして確定する予定である。
|
| カテゴリ |
育苗
なめこ
品種
|