課題名 |
特産花きおよび実エンドウの高温対策 |
研究機関名 |
和歌山県農林水産総合技術センター暖地園芸センター
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研究分担 |
園芸
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研究期間 |
継H19~21 |
年度 |
2007 |
摘要 |
目的:本県特産のスターチス等の切り花や実エンドウの定植時期は、8~9月と高温期に集中する。また、近年は低コスト耐候性ハウスが増加し、台風等の気象災害を回避できるようになった一方で、被覆下での定植となるため、従来のパイプハウスに比べて、生育初期の気温がより高温となる。このため、特産切り花や実エンドウにおいて、高温条件下での安定生産技術を開発する。、成果:(1)培養系スターチスを育苗中(初期、中期、後期)に1または2週間高温処理すると、「エンゼルローズ」では、定植後40日目の抽台本数は、無処理区に比べて少なく、特に育苗初期~中期に14日間の高温処理区で少ない傾向が認められた。現在、収量等を調査中である。、(2)高温期におけるLAハイブリッドユリの白系品種では、定植から収穫までの日数は50日前後であった。品種間では、リトーウェン、クーリアの秀品率が高く有望であった。スタンザは葉やけ等障害が多く認められた。、(3)実エンドウの秋まきハウス冬春どり作型において、被覆条件下では種を慣行(9月下旬)より10~20日遅らせても収量性の低下は少なかった。一方、主枝・側枝2本仕立てでは、11月末までに発生した側枝を除去する方法が有望であった。また、‘紀の輝’の主枝摘心・側枝誘引仕立てでは、初花房節位は慣行の主枝1本仕立てより4節程度低く、収穫初め節位は5~6節低い傾向が認められた。現在、収量等を調査中である。、
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カテゴリ |
育苗
高温対策
栽培技術
スターチス
低コスト
品種
実えんどう
ゆり
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