課題名 |
植物のレドックス制御機構の解明とバイオマス生産制御技術並びに花芽誘導技術の開発、 |
研究機関名 |
岡山県生物科学総合研究所
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研究分担 |
細胞機能解析チーム
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研究期間 |
新19~24 |
年度 |
2007 |
摘要 |
目的 :地球温暖化防止のためのCO2固定化技術の開発が急がれるなかで、化石エネルギーの代替としてバイオマスエネルギーに注目が注がれているが、その生産性を決定する植物の成長性は育種による改良が困難であり、バイオマスエネルギー生産の効率化を図るためには大きな障壁となっている。加えて、急激な人口増加による食糧不足の不安も年々増しており、作物の増産がますます問題となってきている。本研究では、植物のバイオマス生産性を画期的に向上させる技術の開発を目指す。さらに、花芽の形成時期や個数を制御する技術の開発を目指す。 、成果 :植物に存在するグルタチオンが光合成を制御する因子であることを実証し、その化合物を利用することで、トウモロコシやダイズなどの作物の収穫量やミカンやトマトなどの果実の糖度を飛躍的に向上させることに成功した。さらに、その実用性を企業や県、大学等の協力の下、確認した。一方、グルタチオンで働きが調節される遺伝子を同定し、その遺伝子を利用することで、グルタチオンの利用技術と同様な効果を奏する技術の開発にも成功した。本技術に関する出願特許(複数件、出願中を含む)は、国内外の複数の企業に許諾予定である。、、
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カテゴリ |
育種
大豆
とうもろこし
トマト
バイオマスエネルギー
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