(1) 影響評価モデルの開発と食料供給安定化のための方策の提示

課題名 (1) 影響評価モデルの開発と食料供給安定化のための方策の提示
課題番号 2009014027
研究機関名 国際農林水産業研究センター
研究分担 (独)国際農林水産業研究センター,国際開発領域
協力分担関係 中国農業科学院
研究期間 2006-2010
年度 2009
摘要 ・ 東南アジア及び南アジア地域を対象に、月別降水量、月平均気温及び乾物生産力の1kmグリッドのデータセットを用いて、現在の気象条件下におけるそれぞれの地域の植物生産能力を把握するとともに、画素レベルの相関分析によって、降水量や気温と植物生産力との関連を解析・評価した。その結果、南アジア地域では、乾物生産力は降水量と正の相関及び気温と負の相関を示す地域が多いことなどを明らかにした。・ 東南アジア地域における水資源と水稲のフェノロジーの関連を解析するため、正規化植生指数、正規化水指数、葉水分含有水分指数、地表面温度、月別降水量及び90m標高値から構成されるデータセットを作成し、土壌水分の季節的変動と集水域との間の空間的な関連性を明示した。・ IPCCが設定した社会経済シナリオ別に、地球温暖化が世界の食料需給にどのような影響を与えるのか、世界食料モデルを用いたシミュレーションにより明らかにした。その結果、米国の大豆生産量の推移は、シナリオによって異なり、経済成長率が小さくかつ気温の上昇率が大きいA2シナリオでは、2010年の8,000万トンから2030年の7,400万トンへ減少することなどを明らかにした。
カテゴリ 水稲 大豆

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