課題名 | 動物性水産未利用資源を用いた速効性有機肥料の開発-野菜に対する有機質肥料の施用効果の検討 |
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研究機関名 |
北海道立道南農業試験場 |
研究分担 |
研究部・栽培環境科 |
研究期間 | 完H18-20 |
年度 | 2008 |
摘要 | 目的:試作された動物性水産未利用資源を用いた有機液肥及び固形有機肥料が野菜の育苗や圃場における生育、収量および品質に対する影響を検討し、有効な有機肥料の開発を行う。、成果:(1)セル育苗において有機培土では化成培土に比較して初期生育が劣ることがあり、特に、育苗期間が低温である4月まきでその傾向が強かった。同量のN量で比較した場合、有機培土は化成培土よりも生育量が劣ったが、N量を1.5倍(150mg/L)とすることで、化成培土と同等の生育量を確保することが出来た。(2)ポット育苗において有機培土では化成培土に比較して初期生育が劣った。同量のN量で比較した場合、有機培土は化成培土よりも生育量が劣ったが、N量を2倍(400mg/L)とすることで、化成培土と同等の生育量を確保することが出来た。(3)トマト本圃における試験に関して化成区に対し、有機区はほぼ同等の収量を確保でき、N吸収量もほぼ同等であった。内部品質に関しても両者に差異は認められたかったことから、有機液肥がトマト本圃の追肥に有効なことが明らかとなった。 |
カテゴリ | 土づくり 肥料 育苗 トマト 未利用資源 |