| 課題名 |
水稲湛水直播栽培技術体系の確立による地域水田営農システムの構築 |
| 研究機関名 |
北海道立道南農業試験場
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| 研究分担 |
技術普及部・研究部作物科
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| 研究期間 |
継H19-21 |
| 年度 |
2008 |
| 摘要 |
目的:北海道の稲作地帯では、米価の低迷や担い手の高齢化等により離農や耕作放棄地の増加が予想され、地域農業の崩壊が強く懸念されている。このため、水稲湛水直播栽培技術体系を導入した地域営農システムの確立を図る。、成果:(1)出芽は播種後の天候不順により緩慢で昨年に比べて最大10日遅れた。このため、落水日数は平均で昨年よりも2日長かった。さらに、入水開始は昨年よりも5日程度遅かった。(2)苗立ち本数は85~215本で、空知管内では苗立ち本数は高い傾向であったが、道南地域はやや低く、とくに今金地区では150本/m2以下であった。(3)出穂期はm2当たり苗立ち本数と負の相関関係が認められた。苗立ち本数が150本以上、穂数が700本以上確保された地域では出穂期が概ね8月10日以前であった。(4)収量は出穂期との間に負の相関関係が認められ、8月10日以降に出穂した地域では500kg/10a以下であった。(5)厚沢部町では雑草害、北斗市ではいもち病により「ななつぼし」が減収した事例があった。(6)全層施肥と全層+側条施肥を比較したところ、穂数は前者が、穂長は後者が有意に優り、精玄米重は有意差がなかった。また、整粒歩合は後者が有意に高かった。このことから、側条施肥は穂相及び玄米品質に影響を与えることが示唆された。(7)全層肥料BB472LPとUF474の比較したところ、両者間に有意差はみられなかった。一方、側条肥料BB544とUF585の比較したところ、稈長は後者が有意に短かった。精玄米重に有意差はみられなかったが、タンパク質含有率は後者が有意に低かった。(8)道南版水稲湛水直播マニュアルの作成を開始した。JA新はこだてが直播栽培「ななつぼし」を独自ブランドとして販売開始した。水稲直播推進協議会(北斗市)が直播播種機を2台導入した。(9)緩効性全層肥料UF472、緩効性側条肥料UF585が肥料登録された。次年度の作付け面積は平成19年よりも増加が見込まれている。
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| カテゴリ |
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