里山を利用したきのこ通年発生技術の確立と体系化

課題名 里山を利用したきのこ通年発生技術の確立と体系化
研究機関名 山形県森林研究研修センタ-
研究分担 森林研究研修センター
研究期間 完H16~20
年度 2008
摘要 目的:きのこ栽培は空調栽培による市場出荷だけでなく、天然に近いものや新たな物への嗜好が高い。その中でも里山における自然体験やグリーンツーリズムなどの通年型プログラムとしてのきのこに対する要望は高く、同時に中山間地域の活性化につなげることもできる。そこで、里山における多品目きのこによる通年発生技術を確立する。、既に栽培されているきのこの里山での長期発生技術の開発及び未栽培きのこの栽培技術を確立することにより、通年発生に向けた多品目のきのこの組み合わせを体系化する。、、成果:通年発生技術の確立において夏季はキノコの発生が乏しくなることから、夏季発生のキノコ品目としてトンビマイタケが有望である。しかし原木栽培では安定生産が困難であることから、原木への活着・菌回りが良い系統を作出するために野生菌株を新たに16系統収集した。また、平成19年度に収集した41系統を菌床ブロックで発生させたところ、23系統がキノコとして発生し再分離を行なった。、 既栽培キノコの発生長期化を図るために、ナメコ・マイタケの野生菌株の収集と選抜を行った。ナメコは県内の山中より700系統以上を収集し、その中から原木栽培で発生の早いことが期待される系統の1次選抜を行った。これまで約700系統のなめこについて菌床ブロックを路地の魚箱で発生させ、毎年発生の早い5~10系統を選抜し、最終的に21系統が選抜され1次選抜を完了した。また、里山キノコのツーリズムとして他にはない独自性のある菌株として、交配により白色系ナメコの作出も行った。空調ビン栽培に適する可能性が高い系統で、柄や傘の形状に特徴がある白色ナメコが得られた。
カテゴリ 栽培技術 出荷調整 中山間地域 なめこ

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