課題名 |
家畜ふんたい肥の高度利用に関する研究 |
研究機関名 |
茨城県畜産センター
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研究分担 |
環境保全研究室
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研究期間 |
継19~21 |
年度 |
2008 |
摘要 |
〔背景・目的〕、 腐植酸は土壌の団粒構造の形成や保肥力の向上に関与している。そこで,県内流通たい肥の腐植酸含有量の測定等により,家畜ふんたい肥の土づくり効果を具体的に示す。、〔成果・評価〕 、 (1)家畜ふんたい肥連用土壌のC/Nは,施用1年目が最も高く,順に低くなり3年目以降安定した。これは,土壌中の残存窒素の影響と推測される。、(2)土壌のCECは化学肥料区<鶏ふんたい肥50%代替区<牛ふんたい肥50%代替区=鶏ふんたい肥定量区=牛ふんたい肥定量区(Tukey法:p<0.05)で高くなり,たい肥施用による保肥力の向上と,土壌中炭素の増加が確認できた。、 (3)土壌の腐植化度はすべてA型であった。化学肥料区に比べたい肥施用区で腐植化度が低下するのは,たい肥の腐植化度がRp型であるからと推測される。、 (4)土壌中の腐植酸量は化学肥料区に比べ増加する傾向があるが,鶏ふんたい肥50%代替区のみ増加しなかった。、 (5)牛ふんたい肥区では,施用量に応じた腐植化度の低下や腐植酸の増加が確認できたが,鶏ふんたい肥区では一定の傾向がみられなかった。、
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カテゴリ |
土づくり
肥料
鶏
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