課題名 |
生体由来卵子の活用による県内産優良雌牛の種畜利用体系の高度化 |
研究機関名 |
島根県立畜産技術センター
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研究分担 |
繁殖技術ク゛ルーフ゜
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研究期間 |
完18~20 |
年度 |
2008 |
摘要 |
目的:安定的な受精卵の供給、特に経膣採卵(OPU)-体外受精(IVF)によるIVF卵の供給を図ることを目的とし、さらに、胚生産から供給、受胎、分娩(子牛生産)へと続く優良種畜生産体制をフィールドで確立することにより優良種畜の増頭、群造成を目指す。、成果:1)農家繋養の一般繁殖牛43頭をOPU-IVFに供試し、移植可能な正常受精卵は正常繁殖牛から平均9個生産、3回以上の人工授精で妊娠しない繁殖障害牛からも平均3個生産できた。、2)1頭1回あたりの生産卵数の増加を目的に、卵胞波コントロール後にOPUを試みたが、明瞭な処理効果は認められなかった。、3)保存処理をしない新鮮卵の受胎率は60%(6/10)、微小滴法による超低温保存卵では40%(2/5)であった。、4)フィールドでの新鮮卵移植において、受卵牛にeCG(ウマ絨毛性性腺刺激ホルモン)を投与した場合の受胎率は33%(4/12)で、非投与の場合の22%(5/23)と比べて約10%向上した。
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カテゴリ |
馬
繁殖性改善
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