濃厚飼料価格高騰に対する自給粗飼料多収・多給技術の開発

課題名 濃厚飼料価格高騰に対する自給粗飼料多収・多給技術の開発
研究機関名 広島県立総合技術研究所畜産技術センター
研究分担 飼養技術研究部
研究期間 新H21~24
年度 2008
摘要 背景・目的:現在,畜産農家における飼料自給率は低く,輸入飼料への依存度が著しく高いため,国際的な飼料相場や,為替,輸送費(燃料相場)の変動に影響されやすく,畜産経営は不安定な状況にある。このような状況を,解消あるいは軽減するためには,国産飼料の生産拡大と飼料自給率の向上が不可欠である。、国内における飼料生産は,牧草などの粗飼料を主体に行われてきたが,近年は,転作水田での栽培に適している飼料イネの生産拡大が進められている。現行の飼料イネ生産利用は,一定程度普及定着しているものの,多肥栽培における倒伏,稲作との作業競合,子実の未消化排泄による栄養ロス等々,解決すべき課題も残されている。今後,飼料イネの栽培利用をさらに拡大するためには,収量の増加等による栽培農家の収益性向上や,給与対象家畜の拡大(現状で利用が少ない肥育牛への給与),各畜種における給与水準(給与量)の向上などが必要である。、 そこで,本研究では従来の飼料イネよりも,耐倒伏性に優れ,茎葉の糖含量が高い新たな品種を用い,多肥栽培による多収化,遅刈収穫による低カロテン化,豊富な糖を活用したサイレージの高品質化,高い栄養価を活用した家畜への多量給与など,栽培,収穫調製,給与における技術開発を行い,次世代型の飼料イネ生産利用技術を確立する。、期待される成果:(ア)飼料イネの栄養価向上、子実の未消化排泄を解消し,茎葉中に糖類を多く蓄積し栄養価が高い飼料イネの生産を実現。栄養要求量が多い肥育牛や搾乳牛に対する多量給与が可能になる。、(イ)飼料イネのβカロテン含量低減、βカロテン含量をほぼイナワラ並に低減した飼料イネの安定生産技術により,肥育牛への多量給与が可能になる。、(ウ)飼料イネ生産における収量の増加、飼料イネ栽培の収益性が向上し,飼料イネの生産振興に寄与する。、(エ)肥育牛及び乳用牛における自給粗飼料多給、粗飼料自給率の向上,飼料の安定供給,濃厚飼料高騰時のコスト低減に寄与する。、
カテゴリ 経営管理 水田 生産拡大 低コスト 乳牛 品種 輸送

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