課題名 | 気象変動に対応した水稲の高品質多収技術の確立 |
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研究機関名 |
熊本県農業研究センター |
研究分担 |
農産園芸・作物 |
研究期間 | 継H19~H21 |
年度 | 2008 |
摘要 | 目的:高温年では乳白粒等の白未熟粒の発生で品質低下が著しいため、水稲中生品種の品質向上の為の適正籾数の把握と生育指標を検討する。成果及び計画:前年度までの成果として、白未熟粒割合を5%以下にするm2当たり籾数の上限は33,000粒と推定された。H20年は、登熟期の極端な寡照により、前年度の結果を検証するに至らなかった。今後は、白未熟粒軽減のための適正籾数の把握と生育前期からの高温による施肥窒素の肥効切れが懸念される中、肥効調節型肥料の溶出タイプを継続検討する。、目的:高冷地における水稲は、近年の気象災害や倒伏等により収量・品質が不安定となっている。そこで、倒伏軽減を前提とした中期深水管理による生育・収量・品質及び倒伏への影響等を調査し、作柄安定・品質向上技術を確立する。成果:稈質向上の面から、深水開始時期としては、「コシヒカリ」では9葉期、「ヒノヒカリ」では7葉期~9葉期に、それぞれ10日間の処理が有効であった。栽植密度では、疎植による有利性は認められた。 |
カテゴリ | 肥料 高品質多収技術 水稲 施肥 品種 水管理 |