新品種「山形９７号」の技術的評価と栽培法の確立

• 研究機関名: 山形県農業総合研究センター水田農業試験場
• 研究分担: 水稲研究科
• 研究期間: 継H19～21
• 年度: 2009
• 摘要: 「つや姫」（山形97号」の高品質・良食味米生産のための特別栽培における栽培指針を策定し、適正な本田施肥体系、移植期、栽植密度、刈取時期、選別網目幅を明らかにするとともに、これらを掲載した「つや姫栽培技術指針（平成22年版）を示した。また、生育状態に応じた特別栽培としての穂肥施用法を開発するとともに、登熟前期における玄米粗タンパク質に応じた仕分け技術を開発した。 、 「つや姫」の商品性を高める訴求ポイントとして、(1)味度が高く、炊飯米の白さが優れる、(2)粒表層に適度な硬さがあり、全体の粘り、バランス度が高い、(3)加水量にかかわらず食味の外観、粘りは大差なく、総合評価は±5％までは大きく低下しない、(4)炊飯米を冷蔵・冷凍保存し再加熱した場合も、良好な炊飯米物性が維持される、(5)玄米を長期低温貯蔵した場合、良好な食味特性が維持される、ことを示した。、 「つや姫」の特別栽培における基本指標を策定し、生育指標、本田施肥体系を示した。特別、有機栽培における病害虫の発生状況は「コシヒカリ」並であることを確認した。
• カテゴリ: 有機栽培 害虫 栽培技術 新品種 施肥 良食味