開発畑の経営安定を目指したダッタンそば、山うど、夏秋いちご等の安定生産技術の開発

• 研究機関名: 新潟県農業総合研究所高冷地農業技術センター
• 研究分担: 高農技; 外2部署
• 研究期間: 継H19～21
• 年度: 2009
• 摘要: 目的：開発畑における安定的複合経営の実現、農地の有効活用を図るため、(1)省力的土地利用型、(2)集約的収益型、(3)農地保全・多面的機能増進型作物生産技術を開発する。、計画：(1)ダッタンそばの安定栽培法、(2)夏秋いちご等の安定生産技術、(3)農地保全・多面的機能増進型作物生産技術を検討する。、成果：(1)ダッタンソバ品種「北陸4号」は、標高450～1000mの開発畑では、7月下旬から8月中旬に播種すると子実収穫量200kg/10a以上を確保できる。播種方法は、種子量2.5kg/10aで安定的に多収となり、条播・散播による収量性の差は見られない。施肥量は10aあたり窒素成分量で2～4kgが適当である。また、子実中ルチン含量は、播種時期、播種方法による差はない。(2)夏秋いちご栽培における遮光資材による栽培への影響は不明であった。今後は系統適応性品種試験によって標高約500mでの安定栽培を検討する必要あり。、(3)保全管理で管理植物を入れた場合でも、畑として利用する前に複数回の耕耘、非選択型除草剤の利用など十分な抑草対策が必要である。
• カテゴリ: 病害虫 いちご うど 経営管理 除草剤 施肥 そば 播種 品種